かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

テクとスピード

2008年06月10日 22時43分12秒 | 一般
今日は仮試験のアルバイト。問題を解くバイトは頭を使ういい機会なのでありがたい。しかし、相変わらずというか計算スピードと精度が落ちて時間をだいぶとられたのは何とも悲しいものである。「かつての受験生」の悲しさである。
力ずくでいけなくなった分だけなるべく複雑な計算を避けようとして技巧を弄するのだが、やはり力押しできなくなったのは衰えである。
今日は2つを一度にやったので、3時間ほどかかったが時間を計りつつ最後まで解くことができた。今回はどうやって解くか全くわからないという問題はなかったので、時間がかかったのは計算が遅くなったからである。
せっかくのアイデアも手が動かなくては生かしようがないので、手を動かす練習はやはり大事だろう。テクニックというのも使いどころを誤れば墓穴を掘るだけで、テクニック一辺倒も頂けない。
そして、たまたまとはいえ採点する答案が増えてしまった。今週は休みなのにさらにタイトになりそうである。

傘を使うか否か

2008年06月09日 21時31分31秒 | 一般
今週はアルバイトでつぶれてしまいそうである。ボールペンの買い置きが残り少なくなってきたので、少し外に出てボールペンを買いに行ってきた。そのとき、天気は弱い雨で傘を使うかどうか微妙なところであった。
傘を使うかどうかというのは時として頭を悩ませる。傘を差さないに越したことはないが、どこまで濡れるのを許容できるかということで、来ているものによっても当然変わってくる。また、行き先がどこかにもよる。家に帰る途中であれば、脱いで乾かすこともできることを考えると多少なりとも許容幅は広くなるだろうが、まだ帰路についていなければ、慎重にならざるを得ない。
そんなわけでつまらないことながら、頭を悩ませることが多いこの問題。年間でもこの時期と秋雨の時期にはやはり多い。経験を積んでも答えは難しかろう。

色とりどりの花

2008年06月08日 20時41分29秒 | 一般
今日は白山神社の「文京あじさい祭」に行ってきた。白山神社の境内に色とりどりのあじさいが咲いており、今の時期ならではの眺めだった。広いとはいってもそこまで時間はかからず、その後は小石川後楽園まで足をのばしてきた。後楽園だから春日で降りればいいだろうと思っていたら、事前調査をしていない悲しさでえらく遠回りになってしまい、塀の周囲をかなり歩くことになってしまった。
小石川後楽園は新宿御苑同様に入園が有料で、人もその分しぼられていてあまり混雑していないのがよかった。木々が多いと間を吹き抜ける風も涼しく、非常に心地よかった。しょっちゅう見ている塀の向こうが小石川後楽園だとはついぞ気付かなかったのは、地図を何度も見ていながらなんとも迂闊なことであった。
小石川後楽園では花菖蒲が見頃になりかけのようで、満開になればよりきれいに見えることだろう。美しい庭園だった。

書けなくなるペン

2008年06月07日 16時45分22秒 | 一般
採点をしていると、当然赤ボールペンのインクは減っていくのだが、十分に残っているのにもかかわらずいきなり書けなくなることがある。いくら筆圧を加えてもダメで、跡が付くだけでインクが出なくなるのである。腹立たしいのだが、応急処置はとりあえず別のと代えることである。そのペンも途中で書けなくなり、また代えることになったりして、天寿を全うできるものは案外少ない。次々と買い置きが減っていくのを見ると、どうも気になってしかたがない。
いったいどういうわけでまだ十分にインクが残っているのに書けなくなるのだろうか。インクがあるのに出ないのだから、ペン先の問題なのだろうか。スムーズにインクが出なくなるのには何かわけでもあれば、そこを解決できる望みも持てるかもしれないが、どうにもならない。
そんなわけで次々と代えなければならず、ストレスも募ってくるのである。まったく腹立たしい。

マッチング参加登録

2008年06月06日 21時38分28秒 | マッチング
今日、とうとうマッチングの参加登録をした。いよいよ医学生版就職活動の開始である。今回は大学からもらった大学ごとのIDで入って、個人のIDを作るだけである。
受ける病院はだいたい決まっているが、実際問題としてどこに決まるかはわからない。とりあえずアンマッチにならなければいいのだが。

赤ちゃんに触れる

2008年06月06日 21時08分58秒 | 臨床実習
今日の午前中は新生児室での実習。実際に生まれたばかりの赤ちゃんを聴診したり触診するという、あまりない実習である。反射をとってみるのも大事で、この時期しか出ない反射というものもある。こちらは赤ちゃんを触り慣れているとはお世辞にもいえず、こわごわと触るので危なっかしいことこの上なかった。赤ちゃんはすやすやと眠っていたが、途中で目を覚ました。泣き出さないかと思っていたが、おりこうさんで泣くこともなく触られるがままになっていてくれてありがたかった。11時過ぎには一通りの診察が終わり、実習も終了。
午後はポリクリ室で試問。とはいっても特に聞かれるわけでもなく、各自が調べてきたテーマについて書いたレポートに沿って発表するだけである。3時前には終わって、今年の小児科の実習も終了となったのだった。
帰りはとても暑かった。来週はまた休みなので、とりあえずまた一息つくことができる。ありがたい。

おかしな音を探す

2008年06月05日 22時53分50秒 | 臨床実習
今日は大学病院に戻っての実習。午前も午後も外来の実習というわけで、居場所は外来の中のポリクリ室である。
つまらない理由で出るのが少し遅くなり、急いで行ったらもう始まっていたが特に何もとがめられることがなくて一安心して、何気なく輪に加わった。患者がまだ来ていなかったということで、クルズスのような感じであった。
患者さんの心エコーに立ち会わせてもらい、聴診もさせてもらった。小児科のエコー室には蛍光塗料で星の絵が描いてあり、照明を落とすと明るく浮かび上がってくるようになっていた。やはり子供仕様になっているようである。
最初の子は手術後で心雑音がなく、雑音を探して聞いていたが何もわからずに首をひねっていたらそれが正しいのであった。こういうのも正常を知らない怖さである。筋性部の心室中隔欠損では2音の前に静寂があり、それが聞き取れたのは嬉しかった。子供も元気そうで、まだ自然閉鎖の見込みはあるということだったので、閉じてくれることを期待したい。
午後は専門外来の見学。今日は血液のブースに行くことにした。白血病のフォロー中の子供が来るのかと思っていたら、腎臓にEwing肉腫ができたという子をはじめとして、珍しい疾患ばかりでさすがに大学病院だと妙なところで感心してしまった。人数が3人と聞いて早く帰れるものと思っていたら、検査待ちなどで長引き結局どのブースよりも終わるのは遅かった。なかなかうまくいかないものである。

中央線にゆられて

2008年06月04日 18時56分39秒 | 臨床実習
今日は府中病院での実習。中央線にゆられること30分ほどで西国分寺に着き、そこから歩いて向かった。事前に調べるのを怠ったため、府中病院の規模がどのくらいかを知らずにのこのこ行ったのはうかつなことであった。
さて、今日は2人で実習だったが、別々のブースに割り当てられて午前中は外来見学だった。今日も音を聞かせてもらう機会があり、かすかなラ音が聞こえた。少し感激した。呼吸音の聴診はなかなか難しく、昨日もやらせてもらったがなかなかうまくいかなかった。今日来た患者もわりとウイルス感染や細菌感染による症状を訴えている場合が多く、common diseaseというのはこういうものなのかという印象を持った。
午後は1ヶ月健診の見学。1ヶ月となるとチェックするのはほとんど全身状態や反射の有無といったところで、まだ発達段階を調べるところには至っていない。たまたま新生児マススクリーニングの再検があり、マススクリーニングをやっているのを初めて見ることができた。
検診が終わったところで、今日の実習は終わりで、着替えて病院をあとにした。

開業医におじゃま

2008年06月03日 23時07分20秒 | 臨床実習
今日は雨の中、田園都市線沿いの小児科クリニックでの実習となった。渋谷を通らなければならないのが非常に骨で、人混みには閉口した。
本来2人で同じ所に行くはずだったのが、1人が「病欠」ということで1人で実習してきた。駅から思いの外遠く、しかも坂が多かったのがいささか予想外で焦るハメになってしまった。
無事について、白衣に着替えて診察を後で診ているのが主なパターンで、たまに何か所見があるときに聴診器で音を聞かせてもらった。聞いたのは肺炎や喘息の音がほとんどで、疾患としては呼吸器疾患がほとんどだった。いわゆる風邪ひきもいれば、今はやっているとかで溶連菌感染も多かった。
今日は雨だったため、受診する患者も少なかったということで、午前中で30人弱であった。天気で受診する人数が変動するというのはいわれてみれば当たり前なのだが、こちらにしてみればかなり盲点であった。
昼は先生にごちそうになり、ありがたかった。しかも店まで車に乗せていってもらえた。
午後は検診と予防接種が続いた。1歳の検診や7ヶ月の検診が多かった。臍ヘルニアを触らせてもらったのと、VSDの心雑音はいい勉強になった。
午後の診察の時間が始まる3時半までで、実習は終了。遠かったがいい勉強になった。

ほほえましき姿

2008年06月02日 20時13分22秒 | 臨床実習
2週間のブランクを経て、今日から実習が再開となった。今週は小児科。去年は病棟にいたが、今年は外来がメインの内容である。
最初に簡単に説明を受けた後、1ヶ月健診の見学。ポリクリとなっていたが我々が直接何かをするということはなかった。どうも小児科というと去年のイメージが離れないのだが、健康な赤ちゃんというのは見ていてとても微笑ましいものである。2人ほど見てから、別室に移動して簡単なクルズス。どうも空いた時間を埋めようとしているような感じであったが、久々に画像を見ることができていい勉強になった。
午後は3つに分かれて専門外来のブースで見学。アレルギーのブースに行ったのだが、病棟にいる子供とは全然違ってそこまで深刻そうではなくて小児科の違う一面を見た気がした。アレルギーといってもJRAだとかSLEというのではなく、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーといったもので、もちろん対応を誤ればとてもまずいことには変わりないが、よく動くに越したものはない。
自分が診たいという気には残念ながらならないが、こういうのをみると小児科というのも確かに楽しいのかもしれないとは思った。