かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

ヴァーチャルリアリティのような手術

2008年06月17日 16時51分29秒 | 臨床実習
今日は久しぶりに手術見学。手術室にはいるのは麻酔科以来だろうか。今日は手術が3件あり、最初の手術が受け持ちの症例だったので朝8時に手術室に行った。腹腔鏡手術のため、手洗いはなくモニターを通してみる程度の参加になった。去年実習に行った病院では腹腔鏡はなくすべて開腹手術でやっていたので、腹腔鏡での婦人科領域の手術は初めてだった。昨日ムンテラに同席し、カルテも見てどのような手術をやるかは大まかには把握していたが、実物はシェーマとはそれなりに違うもので最初はオリエンテーションが掴みづらかった。手術の結果、診断が変わることになりそうで、その点はレポートに反映させておかなければなるまい。
ここで帰ることもできたが、次の手術は子宮筋腫核出術で腹腔鏡下ということもあって好奇心半分に見ることにした。かなり大きな筋腫で、それを砕いて外に取り出すくだりは腹腔鏡手術ならではといえよう。開腹手術であれば切り出してそのまま取り出すだけだ。
2つめの手術も見た結果、飲まず食わずで午後までいることになってしまった。まだ体調が戻りきっていないのに、無謀だったかもしれないがいい勉強にはなった。見て損だとは思えなかった。