国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

パリ同時テロの背景、真の実行者とその戦略

2015年11月20日 | イスラエル・ユダヤ・国際金融資本
●ボストンの爆破負傷者たちは“役者”だった - ザウルスでござる
http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/20244b09de384dc2c4ad3a3d0eadab41

●パリの同時テロは「偽旗作戦である」、9つの理由・・・ - 飄(つむじ風)
http://blog.goo.ne.jp/tumuzikaze2/e/7b874dad0f4db92e567403e921bccf2d

●“パリ同時テロ” という騒ぎ: 被害演出の歴史は繰り返す: ボストン、ロンドン、パリ ・・・ - ザウルスでござる
http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/199bfd0e99438fdd77d5983adc688581

●パリ同時多発テロが起きるほどにIS膨張を許した戦犯は誰か?|DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/81993

●偽旗作戦を洗練させたワシントン: マスコミに載らない海外記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-617b.html

●ありとあらゆる連中が政府プロパガンダを支持している: マスコミに載らない海外記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-0c44.html

●仏露、対ISで異例の連携に合意 シリアの拠点空爆 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151118-00000031-jij_afp-int

●英首相、シリア空爆参加の意向 対「イスラム国」 - スマホ版 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/smp/CN/201511/CN2015111801000914.html

●時事ドットコム:ロシアは「建設的パートナー」=シリア内戦解決で-米大統領
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015111800378

●【パリ同時多発テロ】浮かび上がるホームグロウンテロ 5人の身元特定、4人はフランス人(1/2ページ) - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/151117/wor1511170054-n1.html

●パリ同時テロ 独で数日前に関係者拘束か NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151114/k10010306371000.html





【私のコメント】
これらの情報は、911と同様に今回のパリでの同時テロ事件も情報機関や軍隊が中心となった演出であることを示している。ひょっとするとエジプトで墜落したロシア機も演出であり実際には墜落していないのかもしれない。

演出を行ったのは独仏露の欧州ランドパワー連合が中心と思われるが、米国のテロ事件で泣き女として出演した女優が確認されており、間違いなく米国も深く関与していると思われる(なお、世界支配階層の策略では「★2015年11月13日、パリの同時テロをしかけたのは、米国CIA」となっている。)。英国も露仏側に転じている。これまでイスラム国と表向きは戦いながら裏では支援し続けてきた米英がイスラム国を見放し処分する側に回ったということだ。

イスラム国はイスラム過激派の国でありながらイスラエルに対する一切の攻撃を行っていない。これは異常なことである。イスラム国は1980年代後半のアフガニスタンで米国の支援を受けながらソ連軍と戦ったイスラムゲリラに由来する組織であるが、現在の支援者はイスラエルと国際金融資本が中心であると思われる。イスラム教徒のくせにイスラエルに対する怒りを持っておらず、何よりも人を殺すことが大好きな異常な性癖の傭兵達がその主体なのだろう。更に、イスラム国の資金源はイラク北部の油田から産出される原油で、それを多数のタンク車でシリア経由でトルコに運びそこから外国に輸出していた。最近のロシア軍の空爆でこのタンク車は破壊されておりイスラム国は金銭面でも滅亡が確定した。

このイスラム国の石油輸出は経由地であるトルコの支持無くしては成り立たない。従って、イスラエルと並んでトルコもまたイスラム国の支援国家であると思われる。トルコは自国東部に多数居住するクルド人の分離独立運動を恐れており、イラク北部やシリア北部をクルド人では無くイスラム国が支配することが国益に合致するからだ。イスラム国滅亡は現在のトルコ・シリア・イラク・イランにまたがるクルド人新国家設立に直結し、トルコは国土の東部と多くの人口を失うことになる。

クルド人はイランと異なりスンニ派だがクルド語はペルシャ語に近い。更にクルド国家に接するシリアを支配するアラウィ派はシーア派に属する。イランの東側のアフガニスタンも国民の多くがペルシャ系(ただしスンニ派)である。更にイラク南部やサウジアラビアのペルシャ湾岸などの油田地帯の住民もアラブ人だがシーア派である。今後イランはクルド地区を分離独立で失うものの、タジキスタン・アフガニスタン・クルド国家・シリア・ペルシャ湾岸シーア派アラブ人居住地区などの多数の衛星国を従えて中東の地域覇権国として頭角を現すであろう。タジキスタンからシリアまでの衛星国の領土に鉄道を建設することでチベットやウイグルから地中海までの陸上輸送を行うことも可能になる。

イランの勝利、トルコの敗北、イスラエルの滅亡という今後予想される国際情勢は、かつてこのブログで紹介したロシアの戦略家であるアレクサンドル・ドゥーギンの東京・テヘラン・ベルリン枢軸という戦略と合致する。中東欧やロシアにとって最大の脅威であるトルコ民族を封じ込め弱体化させるには、トルコ民族の南側に位置するイランやペルシャ民族を地域覇権国として育成すべきと言う彼の戦略はドイツにもロシアにもその他の東欧民族にも歓迎されるものである。そして、ロシアとフランスが主導する戦略に米英が追従するという現状は、白人文明の軍事力・諜報力・外交力の中心が米・イスラエルとその裏の中枢である第二次大英帝国=国際金融資本から、独仏露を中心とする大陸国家連合に完全に移転したことを示している。

また、今回の事件によって国際金融資本の脅迫から解放された欧州諸国は従来の移民受け入れ政策をコペルニクス的に転換してイスラム系移民の追放政策に転じると思われる。欧州に居住するイスラム移民系住民が犯人として挙げられているのはその準備だろう。
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160 コメント

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IS滅亡後のあるべき日本の国家戦略とは?? (田中_jack)
2015-11-20 20:38:34
投稿主様、読者の皆様

いつもお世話になっております、田中_jackです。

パリの同時多発テロは、私も綿密な計画性を感じておりましたので、国際金融資本やその国家が関与していたとしても、何ら不思議ではありません。
正に、「9.11」同時多発テロと同じ構図でしょう。

さて、話は変わりますが、IS滅亡後のあるべき日本の国家戦略を考え、実行に移すべき時が来たと、私は愚行しております。

以下の部分で、特に投稿主様の言われる通りに国際情勢が動くならば、現在の日本政府の政策、安倍首相の発言も納得がいきます。

「イランの勝利、トルコの敗北、イスラエルの滅亡という今後予想される国際情勢は、かつてこのブログで紹介したロシアの戦略家であるアレクサンドル・ドゥーギンの東京・テヘラン・ベルリン枢軸という戦略と合致する。中東欧やロシアにとって最大の脅威であるトルコ民族を封じ込め弱体化させるには、トルコ民族の南側に位置するイランやペルシャ民族を地域覇権国として育成すべきと言う彼の戦略はドイツにもロシアにもその他の東欧民族にも歓迎されるものである。そして、ロシアとフランスが主導する戦略に米英が追従するという現状は、白人文明の軍事力・諜報力・外交力の中心が米・イスラエルとその裏の中枢である第二次大英帝国=国際金融資本から、独仏露を中心とする大陸国家連合に完全に移転したことを示している。」

安倍首相は、9月28日のイランとの首脳会議にて何らかの合意を得たようで、安全保障関連法案で、ペルシャ湾やホルムズ海峡の重要性や集団的自衛権行使の具体地域例を挙げていましたが、9月頃からはそのトーンをやや下げ、現在はほとんど発言していません。

また、10月13日の岸田外相のイラン訪問の際にも、日本とイランとの関係強化や安全保障面での協力関係強化が進められたと、私は推測しております。

更に、米国第5艦隊の空母1隻がペルシャ湾を去りました。

以上の事から、私が愚考するところでは、日本の今後の国家戦略は、
「東京・テヘラン・ベルリン枢軸+モスクワ+パリ」という、ユーラシア大陸構想のような壮大な戦略を持つ必要があろうかと存じます。
これらの地域、西アジアや中央アジアを含めたアジア・太平洋・インド洋地域を近代化、現代化する国力を持った国は、日本以外にはありません。

TPPという名の「集団安全保障体制+経済ブロック体制」も閣僚間での大筋合意も出来ました。
これで南朝鮮の排除も完了、イスラエル人の「海外脱出準備」も完了でしょう。

正に、2015年は「覇権国家・日本」の門出の年となるのです。
そのように、私は今回の投稿主様のブログ記事より、確信をしました。

今後とも、投稿主様、読者の皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。



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Unknown (Unknown)
2015-11-20 20:52:33
自民、GHQの占領政策を検証する委員会設置を決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00000541-san-pol

 自民党は20日の総務会で、日清戦争以降の歴史や戦後の連合国軍総司令部(GHQ)による占領政策などを検証する安倍晋三首相(党総裁)直属の委員会を、結党60年の記念式典を開く29日に発足させることを決めた。委員長には谷垣禎一幹事長が就任する。
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Unknown (Unknown)
2015-11-21 00:31:43
地政学的にはトルコは対ロシアに対し備えなければならない事は分かりますが選択を間違えましたね。
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Unknown (Unknown)
2015-11-21 01:56:27
イスラム勢力が存在するために退却できない。
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Unknown (Unknown)
2015-11-21 14:20:11
プリンスにずっと聞きたかったのですが、イスラム系を追放というがどのように、そしてどこに追放するのです?その場合国籍を剥奪とかできるのですか?
あと、難民の大半はトルコからギリシャに入っている以上トルコに何らかの見返りを与えないと難民流入は終わらないのでは?EU加盟は有り得ないだろうし。
あとイラクシリア内陸部はスンニ派居住地域なのはこれからも変わらない以上少なくともそこはイランの衛星国にはならないのでは?
チュルク系国家が連合してイランとロシアを分断することも考えられます。自分は中東の綱引きは米英消滅後も続くと考えています。
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久々に (明哲保身)
2015-11-21 14:37:15
こちらに相応しい投稿ですね
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Unknown (上から目線のロシア人)
2015-11-21 21:39:13
http://jp.sputniknews.com/politics/20151121/1197748.html



バカなやつ、だ・ぜ!
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Unknown (Unknown)
2015-11-21 23:47:51
偉大な金日成・金正日主義が朝鮮の軍隊と人民の前途を示し、金正恩元帥の指導と無敵必勝の白頭山の革命強兵がいる限り、チュチェの革命偉業、先軍革命偉業の勝利は確定的である。
返信する
ブログ「私の闇の奥」 (princeofwales1941)
2015-11-22 01:38:14
トーマス・マートン、ショウクウェイ・ルムンバ、暗殺大国アメリカ - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/f0380e7341e6b04a69b9ebf02656a0be

コンゴ大量殺戮 - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/853a75c74dbc83f5d082a3c478798723

リビアのこと憶えていますか? - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/9630bc9101129b8cedc7de531cb9049f

IS(イスラム国)問題 - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/d5e39efdd5c85d94ea29fb21e6e2330c

狼野郎アメリカ - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/04301320a2fd7155d08702aad97ba170

残酷アメリカ - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/bd5e6f39ee348dad404f7ed32b6d88b1

もっとも残酷残忍な国は? - 私の闇の奥
http://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/3c0b797a4727fc9dc5279fd9a8cf04b5


実に衝撃的なブログである。米英イスラエルの犯罪性を証拠を挙げながら糾弾している。このブログを読めばよむほど、我々の祖先が鬼畜米英という真実を叫んで立ち上がった聖戦の偉大さに感動せずにはいられない
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>イスラム系を追放というがどのように、そしてどこに追放するのです?その場合国籍を剥奪とかできるのですか? (princeofwales1941)
2015-11-22 01:39:40
イスラム教徒の出生率の高さ故にこのままなら数十年後には欧州大陸はイスラム国家になります。それを回避するにはイスラム教徒を迫害するしか無い。過去にはレコンキスタ後のスペインのイスラム教徒追放、ユダヤ教徒強制改宗、最近ではナチスドイツのユダヤ人追放(ガス室による殺害は国際金融資本が流した嘘)などの例があり、それを参考にして迫害政策が決定されるでしょう。その際にはヒトラーに対する評価のコペルニクス的転換が起きることは間違いありません(ただ、私はヒトラーを正義の人間と賞賛するつもりはありませんので誤解無きように)。

イスラム圏諸国の多くはイスラムを国教にしており、異教徒の宗教施設を自由に建設することは困難です。相互主義を採用して、キリスト教圏でイスラム教の宗教施設を破壊し、イスラムの教義に基づく商品を禁止することは差別ではなく平等な政策です。従来の欧州のイスラムに対する寛容さが異常であったのが正常化するだけのことです。
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