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10人の童子が担いで掲げる10本のお松明。
1本が約40㎏とも言われている重量級の松明を、掲げて、走って、ぶん回す。
間の前で燃え盛り、強烈な熱気を放つ巨大な炎の玉を自在に操る童子たちの熟練の技は、ただ流石(さすが)と言わざるを得ません。
奈良の春を呼ぶ火の行、お水取りは今年で1261回目。
戦時中も、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の時も、飢饉の時も、南都焼き討ちの時も、一度も絶やすことなく、毎年行われてきた歴史深い伝統の行事。
奈良という地に宿る歴史の奥深さに、今年もまた思いを馳せてしまったのです。