「真に新しいものを生み出すために、断固として過去を断ち切る」と語る、アップルのインダストリアルデザイングループ担当上級副社長、サー・ジョナサン・アイブ。
アップルのプロダクトの場合、デザイン上のブレークスルーはイコール、エンジニアリングの革新である、と言うことができます。
数ある製品群のほとんどをユニボディ化し、正確無比な究極の製品製造行程を実現したと思っていましたが、アップルは、まだ革新しようと努力を重ねていたのです。
ディスプレイの薄さをより高めるために考え出されたカバーガラスレスのパネルの取り付け方法。
非対称ブレードに設計されたファンによる、さらなる静音性の追及。
各パーツの性能を突き詰め、各ポジションに最適配置すると、その内部構造は見せたくなるほど美しい配列になるのです。
アップルプロダクトが常に時代の先を行くその理由は、弛まぬ探究心にありました。