その小さな体からは想像できないくらい、緻密で正確な描写を見せてくれるのがNEX-5。
極限までのコンパクトボディを目指した、本体サイズの制限を感じさせないほど、APS-Cサイズのセンサーの能力を、余すところなく活用しています。
センサーサイズが一眼レフと同じならば、やはりそのぼけ味を試したくなってきます。
奈良 春日大社の社殿にずらりと並ぶ吊り灯篭を、手前から奥にかけて撮ってみました。
絞りはF5.6で、ゆるやかなぼけを期待して撮影。
当然ですが、ツァイスのような味わい深いぼけにはなりませんが、くせのない素直なぼけ味。
そして、手前の灯篭の線刻やシカのレリーフなどが、非常に鮮明なところが頼もしい。
なるほど、“一眼クオリティ”に偽りなし、ということです。