毎年ゴールデンウィーク中に見頃を迎える、春日大社 砂ずりの藤。
その名の通り、藤の花穂が地面を擦るほど垂れ下がるということで有名なのですが、実際そこまで長くなった藤を見たことはありません。
今年の藤もご覧のような長さ。
このところの寒の戻りのせいでもあるのでしょうが、なんだか年々長さが短くなってきているようで、やや気になるところ。
朝8時前にもなると、春日大社の巫女さんたちが荷物を運んだり、周囲の掃除を始めたりと、境内の中が徐々に慌ただしくなってきます。
忙しそうに立ち回る後ろ姿を見送りながら、本殿の朱色と巫女さんの袴の朱色が、まるであつらえたかのように揃いの色なのに気がつきました。
また、この時期ならではですが、砂ずりの藤と髪飾りの藤とがペアとなり、こちらもお揃いの衣装になっていたのです。