GOOなMONOたち

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SONY WF-1000X 1st レビュー -ノイズキャンセリング-

2017年09月18日 11時56分22秒 | デジタルガジェット

KickStarter発の、EARIN M-1から始まった、左右独立型 完全ワイヤレスイヤホン
へと向かう大きなトレンド。最もメジャーなプロダクトとしてはAppleのAirPodsが
ありますが、これらオールフリータイプのイヤホンと、WF-1000Xとの最大の違いは、
ノイズキャンセリング機能の有無。完全ワイヤレスの快適性に加え、ノイズからも
解放されるストレスフリーが独自の特徴。

では早速、先行展示の実機でそのノイキャン性能について確かめてみました。簡単な
説明書きで基本操作の方法を確認。L側の本体ボタンを押してノイキャンを設定し、
耳にはめてみます。すると、周囲の雑音がスッと低減。と同時に、聞いている音楽が
クローズアップされてきます。

一点気になったのが耳閉感(じへいかん)。ノイズキャンセリング機能は、外部の
雑音をマイクで拾い、逆位相の音を混ぜることで消音する仕組み。そのため、機種に
よっては気圧の変化で耳が詰まったような状態に感じられることもあります。
WF-1000Xのノイキャンで、まず感じたのが、この耳閉感。わずかな感覚なのですが、
そのため音場自体もやや平面的に感じられます。

同じく10月7日発売予定のネックバンドスタイルのワイヤレスイヤホン、
WI-1000Xの展示機と聴き比べてみます。すると、さすがに上位機種のWI-1000X!
その消音性能には唸らされました。BOSEのQuietControl 30 wireless
headphonesを聴いた時のような驚き。BOSEの場合はまさに音が消える!
WI-1000Xは無音の違和感を抑えつつ心地よい音場を作り出す感じ。

これら上位機種とは価格差1万円ほどある上に、完全ワイヤレスという機能差も
あります。音質/消音性を妥協してオールフリーの利点を取るか、ネックバンド
スタイルだけど音質を含めたトータル性能を取るか、毎日使う快適性のポイントを
どこに置くかで深く悩むのです。
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