“もみじの永観堂”とも呼ばれるほど見事な紅葉を見せてくれる永観堂。
その美しさは、山門をくぐる前から始まっていました。
参道脇の土塀越しに見える境内の紅葉は、朝の光に照らされてキラキラと輝いています。
ゆっくりと歩みを進めながら、男の人も女の人も、大人も子供も、その光景を目にした人は、漏れなく感嘆の声を上げています。
境内へと向かうと、驚く程広大な敷地に、余すことなく色付いた紅葉が人々を出迎えてくれます。
放生池を回り、多宝塔を遠くに見ながらふと振り返ると、画仙堂の丸窓が目に留まります。
その手前に折り重なるように自生する楓の葉は、緑から赤へ、色とりどり。
心安らぐ日本建築の前で、移りゆく日本の色を心から堪能しました。