先日、木曜ドラマ劇場『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』を見ていたら、あの奥野ビルがロケ地に!
ドラマの中では、新谷が謎の女を追ってビルへと潜入するシーンでしたが、女を探してさまようビル内は、どこもかしこも死に絶えたような描写。
確かに、築八十年のビルですから、設備のあちことは老朽化していて、独特の空気がビル内を支配していますが、実際はどの部屋も運営稼働中、ばりばりの現役です。
写真に撮ったこの手摺だって、毎日人の手が触れているからこそのこの味。
廊下に刻まれた、人の導線の剥げ具合がたまりません。
でもやはり、中を散策していると、現代のビルにはない、どこか廃墟の美の香りを感じてしまうのは確かなのです。