今月初め、もうつつじが咲いている頃かなぁ…、と思い立ち、奈良 久米寺に行きました。
久米寺、毎年恒例の久米寺練供養、いわゆる久米レンゾを明日に控えた境内には、二十五の菩薩が練り歩く木製の掛け橋が設置されていました。
その架け橋の下をくぐって、本堂の方へと歩みかけた時、目線の端に動く黒いものが。
山門の近くの葉蔭に滑り込んできたのが、このグレーの猫。
春の日差しが眩しいのか、薄暗い中から動こうとしません。
そんな彼にレンズを向けても素知らぬ振り。
無視を決め込むニヒルな表情でしたが、それはそれで、のら猫らしいそっけない振る舞いが面白いのでした。