中秋の名月が見られる初秋のころ、彼岸花は鮮やかな花を咲かせます。
奈良 明日香、稲渕・棚田はかかしと彼岸花の里。
たわわに実った稲穂の脇の畦道に、列をなした真っ赤な彼岸花が、きれいに並んでいます。
盛りを過ぎて、やや白くなりかけたものも混じってはいましたが、今年も美しい赤の色を見ることができました。
半袖で撮影をしていたのですが、日が昇るまではやや肌寒く、もう秋かと思わせるひんやりとした空気。
しかし朝日が周囲を照らし出すと同時に、まだ夏の残りの日差しが現れ始め、額の上にはじっとりと汗がにじみ始めます。
この水田の上にもトンボが飛ぶようになれば、ようやく秋本番です。