今回、2011年の鈴鹿を勝利で飾ったのはジェンソン・バトンですが、ある種大人のレース運びで、最も大きな勝利を手にしたのがこのセバスチャン。
目の前を高速で駆け抜けてゆくRed Bull RB7を操るその手に、終始焦りは見られませんでした。
史上最年少で手にした昨年のワールドチャンピオンに引き続いての、二年連続のV2獲得は、その才能が類まれなるものであることを改めて知らしめてくれました。
ちょっとやんちゃな笑顔が印象的だったベッテルが、たった一年で、こんなにも落ち着き払ったF1パイロットになるなんて、なにか不思議な気がします。
この三日間、素晴らしい快晴に恵まれた鈴鹿。
サーキットを包んでいた空気も、とても晴れやかでした。