さてこれは?
鹿?キリン?それともアルパカ?
正確な答えは分かりませんが、どうやら鹿が正解のようです。
メスアールの祈祷室へと足を運んだ時、外を眺める窓ガラスにこの動物のシルエットが貼りつけてありました。
初めに見た時はその細工がよく分からず、遠くに見えるアルバイシン地区をバックに、まるで切り絵の鹿が宙に浮いているように見えたのです。
あれっ?と思って良く見ると、なんとも味わい深いアウトライン。
ゆるやかな曲線で構成された鹿のモチーフは今にも動き出しそうです。
精緻な彫刻が所狭しと入り組んだアルハンブラ宮殿の中にあって、ほんのりと癒される唯一のユル空間でした。