「和のディテール」、第三夜。
京都大徳寺の塔頭(たっちゅう)、黄梅院(おうばいいん)です。
緑色鮮やかな苔が大変美しく、驚くほど変化に富んだ、深い庭を持った寺院です。
この円窓のシルエットが映し出す陰影の世界。
正に日本の奥ゆかしい美。
本堂の裏手から垣間見る、破頭庭からの光を受け、斜めに編んだ竹格子の影が、障子越しに映ります。
ここでポイントなのが、障子の正方形と窓の円が、正確に点接していることなのです。
ここに四角と円と菱形が、光と影とともにレイヤーで構成されている。
見せるために、考えを尽くして作り上げたこのあしらいには、日本人の美学が凝縮しています。
京都大徳寺の塔頭(たっちゅう)、黄梅院(おうばいいん)です。
緑色鮮やかな苔が大変美しく、驚くほど変化に富んだ、深い庭を持った寺院です。
この円窓のシルエットが映し出す陰影の世界。
正に日本の奥ゆかしい美。
本堂の裏手から垣間見る、破頭庭からの光を受け、斜めに編んだ竹格子の影が、障子越しに映ります。
ここでポイントなのが、障子の正方形と窓の円が、正確に点接していることなのです。
ここに四角と円と菱形が、光と影とともにレイヤーで構成されている。
見せるために、考えを尽くして作り上げたこのあしらいには、日本人の美学が凝縮しています。