海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

「言葉を風にのせて」

2011-07-24 | 日記


「第41回 めるへん児島 家庭教育学級」に行ってきました。

今回は「フリーアナウンサー森田恵子さんと素敵な時間を」ということで、

森田さんの講演と参加者とのトーク、朗読がありました。


何度か参加させて頂いている「めるへん児島」さんの「家庭教育学級」。

今回の内容をご紹介頂いた数ヶ月前から、必ず行くぞ!と決めていました。

何しろ、サンベスガール時代から拝聴していた大好きなお声ですもの。


声のトーンを変えたり、緩急をつけたり。

笑いあり、涙する方あり、そして頷くこと多々あり。

身振り手振りを交えての熱のこもった講演会でした。


今回、とても心に残ったこと―。

それは「聴く力」がとても重要だということです。

 
 “話す側よりも聴いている側が話をリードする”


実際、事前にどんな話をしようかと構想を練っておられたそうですが、

私たち聴衆の雰囲気で、考えていらっしゃったお話とは違うお話をされたそうです。

なるほどなぁ。


コミュニケーションを円滑にするには、聴き手の姿勢が重要ということを肝に銘じて。

これからの生活に役立てたいと思います。



それにしても圧巻だったのは、最後の朗読でした。

ご本人が思い入れのある絵本だと紹介された、

『風切る翼』木村裕一・作 黒田征太郎・絵(講談社)

言葉を、伝えるということを生業にし、

良きにつけ悪しきにつけ「言葉の力」というものを熟知しておられる方が、

講演を締め括るのに選ばれた作品。

とても心に沁み入りました。


朗読し始めてから一気に会場が静まり返り―。

聴衆のみなさんの集中度が、素晴らしさを物語っていました。

山本周五郎作品を朗読する森田さんの姿を存じ上げていますが、

また違った力で惹き込まれた気がします。


本当に素晴らしい時間をありがとうございました。

これからもずっとずっと応援しています。





めるへん児島さん、

この度も素敵な企画をどうもありがとうございました。

とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

あの空間・時間を共有した皆さまにも感謝です。


いつも楽しい企画をご紹介くださる森貞さん

お疲れさまでした。

今後の活動も期待しております。


Nちゃん、ご一緒してくれてありがとう。




【追記】

帰宅してから、朗読された作品について調べてみました。

2001年9月11日に起こった衝撃的な出来事、アメリカ同時多発テロ。

「いのち」のことをかき続ける木村裕一氏と黒田征太郎氏が、

一年後の2002年9月11日出版にこだわって作った絵本だと知りました。

感じ入る作品です。

ご存知ない方は、ぜひご一読を。


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16 コメント

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ご縁 (mari)
2011-07-31 21:09:31
omotannさま
そうです。森田さんは縁結びの神様でした(^^)
素敵なご縁を頂いて、ありがたいことです。
本当に出逢いって不思議ですよね。
そこからまた新たなご縁がどんどんと繋がっていくし。

omotannさん、どうぞこれからもよろしくお願いします。
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合縁奇縁 (omotann)
2011-07-30 09:25:13
忘れもしません、森田さんこそはmariさんとの縁結びの神でした。
その前からも森田さんのお父様とは、ギターを通して面識がありましたが、まさかmariさんとの素晴らしい出会いにまで発展するとは、合縁奇縁を象徴するような出来事でした。
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みたび、ありがとうございます。 (mari)
2011-07-29 23:34:01
けい・えむさま
津軽三味線の演奏会の日のこと、とても印象に残っているのです。
津軽三味線の音を生で聴いたのも(それもあんなに近くで!!)初めてだし、
彼に出演を依頼したお話もワクワクするほど情熱的だったし。
だから、あの日初めてお会いしたけい・えむさんのこともよく覚えているんですよ(^^)

けい・えむさんのアンテナの感度の良さに、いつも感嘆しています。
そして夢を叶えるための行動力に惹かれます。

全てをお金で考えてしまう方は、寂しいですね。
お金だけでは得られない何か、大切なものがあるのにね。

けい・えむさん。
これからもずっと、夢を栄養にしていってくださいね。
そのお姿を近くで拝見させて頂けることを、楽しみにしています。

そうでした。
けい・えむさんにも「和」が!(^^)

実はomotannさんと私が出会えたのは、森田さんのおかげなんです。
2006年7月24日に「今日はどこへ行きますか?」という記事をアップしました。
講演会でもご紹介されていた『和みおかやま』について書いたものなのです。
この記事に初コメントを寄せてくださったのがomotannさんでした。
私もお知らせすれば良かったです・・・。残念。

それにしても何という奇遇でしょう。
『和みおかやま』記事をアップした日も、講演会の日も7月24日。
7月24日は森田記念日?

けい・えむさんの絵てがみも、手紙も、コメントも。
そして生のお声も大好きです。
またお会いできる日を楽しみに♪
楽しいひとときを本当にありがとうございました。
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みたび。 (けい・えむ)
2011-07-27 20:32:18
 津軽三味線,懐かし~い。十年程昔,宮沢賢治記念館や岩手の語り部を訪ねた旅の途中で,学生時代の友達の津軽弁が懐かしく,青森のある町に立ち寄ったときのこと。野原でひとり,三味線の稽古をしている青年が。野原で風に吹かれながら,ひたすら稽古する姿が凛々しかった。近所の人に聞いたら全国1位になった青年だと。しばらくして,家庭教育学級の委託話がきたので「よし,1回目は彼だ!」と。それ以前もその後も,私は,気持ちを込めて手紙を書くことでたくさんの夢を叶えてきた気がします。そういう夢に向かう気持ちが伝わらない人には全てがビジネス,お金で?と聞かれたりするのですが,現実的すぎる考えで生きるのは寂しいですね。私はたくさんの無邪気な夢を食べて生きてきたようですし,きっとこれからも。

 ところで,私の名前にも「和」が(笑)。

 omotannさんって,存じ上げてる方ですよね?講演会お誘いすれば良かった。残念。

 あじさいさんほか,きっと今回,た~くさんの方が読んでくださってると思いますョ。

 先に送ったコメント「その節」が「その説」になってました。

 手書(描)きの良さを奨励する絵てがみ講師,今回は随分とコメントさせていただきました。また,いつも通り読ませていただくことを楽しみに。

 最後にもう一度。
 森田恵子さん,mariさん,皆さん,本当にありがとうございました。
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キーワードは「風」 (mari)
2011-07-27 17:09:12
omotannさま
>話し上手は聞き上手
いくら語彙が豊富でも、一方的に話していたのでは会話にならないですものね。
コミュニケーションを円滑にするには、自分の主張をするだけでなく相手の気持ちを汲まないといけない。
言葉とともに、言葉にならない思い(非言語)も聴かないといけないから難しいのでしょうね。

omotannさんも「風」に注目されましたか。
私も、演題を見た瞬間に思いました。
風薫る5月生まれの森田さん、「風」は彼女のキーワードのように思います。
ブログタイトルもですが、著書『ガレリアを風が吹きぬけ』にも「風」という言葉が入っていますね。

以前読んだ本に「風は太古から続く息吹」というような表現があって、とても印象に残っています。
考えてみるとね、全ての生き物が風を起こしているんですよね。
呼吸をすれば、動けば、会話をすれば、空気が動く。風がおこる。
会話とは、誰かのおこした風を受けて、またこちらから風を送ることなのかもしれません。

アナウンサーである森田さんが「風」という言葉をお好みなのは、やっぱり縁のある言葉なのでしょうね。

>声調・口調、間の取り方を工夫するのもいい。
これって、その場の空気を読んでいないとできないことだと思います。
難しいですよね。

講演会で感嘆したことがありました。
紹介されて舞台に登場され「高い場所からすみません」と挨拶をされたあと、すぐに舞台から下りて観客席の側でお話を始められたのです。
「地デジ」や「なでしこジャパン」のお話で皆さんの気持ちがグッと近付いた頃、舞台の上に戻られました。

空気を読む≒風を読む
やはり会話には「風」がキーワードなのかもしれません。

※ ご丁寧に訂正文を送ってくださりありがとうございました(^^)
  お手数をおかけしました。
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心が洗われる達筆! (mari)
2011-07-27 16:29:35
けい・えむさま
子ども達の「絵てがみ」講座、楽しそうですね!
絵を描くことの楽しさを、たくさんの子ども達が体験してくれると嬉しいですね。

早朝からの追記、どうもありがとうございます。
写真、喜んで頂けて嬉しいです。
講演会のことを記事にするは「この演題とステージの写真は欠かせない」と思い、
片付け間際に1枚だけ撮らせて頂いたのです。

友人と会場に着くなり言っていたんですよ。
「何方が書かれたんだろうね?すごく達筆!気持ちいい~~~」と。
しなやかで伸びやかで、まるで心に爽やかな風が吹きぬけるような文字に感動しました。
書かれた方は、お習字の先生でしたか。
さすがですね。

ひまわりも季節感にあふれていて、見ていて嬉しくなりました。
浴衣姿の森田さんの横に、ひまわり。
夏、満喫です。

「めるへん児島家庭教育学級」は、素晴らしい活動だと思います。
だからこそ、素敵な方たちが集まって支えてくださっているのですね。
「すてきな生き方」を目指し実践するお仲間さんたち。
応援しています。
私も、お仲間さんたちの姿勢に近付きたいと思います。
これからの活動にも期待していますね!
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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ありがとうございます。 (mari)
2011-07-27 16:01:53
あじさいさま
ようこそ「海辺のねこ」へ(^^)
素敵な講演会でしたね。
「聞き上手」のお話、心に響きましたよね。

コンサートや舞台、講演会など、観客・聴衆によって随分と雰囲気が変わってきます。
森田さんの言われた「聴き手が話し手をリード」するということは、こういうことなのかなぁと感じました。
同じ時間、空間を共有したあじさいさん。
素敵なときをどうもありがとうございました。
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目指せ、聞き上手! (mari)
2011-07-27 15:53:52
suzieさま
そうなんですよね!
聞き上手な方が相手だと、どんどんしゃべっちゃう。
「何で私、こんな話をしているんだろう?」
と思うこともあるくらい・・・。


「気持ちよく」話してもらうのって、なかなか難しいですよね。
言葉を返すだけでなく、頷きや視線、表情なども聞き上手には大切な要素だと学びました。
講演会ではいろいろと例を出されていらっしゃいましたよ。
同じ言葉を伝えるにも、目を見て話すのと話さないのでは大きな違いがあったり、ね。
語りかけた方の話を完結させてあげることの大切さも気付かせてもらった有意義な講演会でした。
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こちらこそ、ありがとうございました。 (mari)
2011-07-27 15:42:13
けい・えむさま
いつも素敵な催しを企画され、案内を下さりありがとうございます。
今回もとても素敵な時間を過ごさせて頂きました。
感謝です。

森田さんとの接点は、「絵封筒展」だったのですね。
「絵封筒展」が開催されたのは昨年の7月でしたから、ちょうど一年前ですね。
一年間温めた思いが形となった講演会。
大勢の方に参加して頂き、皆さんから感動の声が届いて嬉しい限りですね(^^)
主催者冥利に尽きるのではないでしょうか。

人との出逢いはご縁だと思いますが、そのご縁を繋げていくのは「どれだけの思いがあるか」
だと思っています。
けい・えむさんは、ご縁を繋げていく思いの 強さというか情熱がすごいですよね。
いつも感心しながら拝見しています。
(津軽三味線の奏者をお招きしたときのエピソードでも感じました。)

内容については、いろいろと綴りたいことがあったのですが・・・。
要点だけを書きました。
講演中に「非言語」についても語られていましたね。
朗読された絵本の中で、カララが飛べなくなったクルルの隣に“何も言わずただじっといた”ことが、
とても印象に残っています。

そういえば。
参加させて頂いた「津軽三味線」「和太鼓」のときと同じく、森田さんも“和”の方ですね。
浴衣姿が美しかったです。金魚の帯が涼やかでした。

ご多忙のご様子。お疲れさまです。
急ぎの絵は仕上がりましたか?
大切な時間を使って、ご丁寧にコメントを下さり感謝です。
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またまた脱落 (omotann)
2011-07-27 09:35:56
またまた脱落したワンフレーズ「※」部分は「豊富なるコトバの整然たる倉庫」です。「」を別の括弧で括っていたのが原因のようです。
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ワンフレーズ脱落 (omotann)
2011-07-27 09:30:12
先程の徳川夢声氏の談で「上手に話すには、※になれ。」の文章中、<※豊富なるコトバの整然たる倉庫>のワンフレーズが脱落していました。訂正してお詫びいたします。どうしてこんな現象が起きたのでしょう?
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話し上手は聞き上手 (omotann)
2011-07-27 09:19:05
エピクテトスの名言「神は人間にひとつの舌と、ふたつの耳を与えた。しゃべることの2倍多く聞けということだ。」を彷彿させる話ですが、現実には「「聴く力」はとても難しい技ですね。

話術の名手と呼ばれた徳川夢声氏は「上手に話すには、<豊富なるコトバの整然たる倉庫>になれ。本の音読や落語や他人の会話をきき、声調・口調、間の取り方を工夫するのもいい。」と述べておられます。
まさしく「話し上手は聞き上手」ということでしょうか。

森田さんのお話、是非とも拝聴したかったです。「言葉を風にのせて」の演題に惹かれました。そういえば彼女のブログタイトルは「風かおる時間(とき)」でしたね。
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追記 (けい・えむ)
2011-07-27 07:55:23
 講演会翌日からずっと,夏休み子ども「絵てがみ」講座などが続き,疲れてすごく早寝,かわりにすごく早起きに。今朝も10時から水島で。楽しみです。
 気持ちには講演会の余韻がふんわりと残っています。
「あじさい」さん?もしかして私の知り合いかな?そうだとしたら,ご主人に以前「家庭教育学級」講師でお世話になりました。その説はありがとうございました。
 そして,早朝から「追記」したかったのはmariさんの冒頭の写真。最高のアングルで撮っていただいてありがとうございます!
 垂れ幕や横看板の字が「素晴らしい」と当日多くの方に言われたのですが,毎回ご近所の美和子・Yさんに書いていただきます。さすが,お習字の先生。見事さにいつも感嘆,感激。
 ひまわりは絵てがみで関わっている鈴江・Nさんから。絵てがみコンクールなどでたくさん入賞している方です。
 こんなふうに「めるへん児島家庭教育学級」は地域の方々や,ブログですてきに紹介してくださるmariさん初めたくさんの方のおかげで続いています。スタッフもみんなすてきな仲間です。主催しているというより,みんなで「すてきな生き方」を目指し実践している気持ちです。
 当初,主催者として目標にしていた最低限のこと(本当に最低限のこと)は随分と昔に達成できたので(考えるべきこと,やるべきことはまだまだたくさん)今後の発展?変化?含め見守っていてください。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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Unknown (あじさい)
2011-07-26 19:45:56
昨日は、久しぶりに森田アナウンサーに会って「聞き上手」が心にしみました。ありがとうございました。
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Unknown (suzie)
2011-07-26 14:30:08
聴く力、本当に大事だと思います。
聞き上手の人が相手だと、こちらはどんどんしゃべってしまう。
だから私も聞き上手になろうと心がけているのですが、相手に「気持ちよく」話してもらうのって、なかなか難しいですね。
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ありがとうございました! (けい・えむ)
2011-07-26 03:23:25
mariさんへ
 いつもいつもすてきにまとめていただき
ありがとうございます。

 森田さんには本当にすてきなお話や朗読を
していただきました。スタッフ一同,心から
感謝しております。
 参加者の皆さんからもぞくぞくと感動の声が
届いてます。主催者としては嬉しい限りです。
 mariさんからも尋ねられましたが,参加者のみなさんからも「何故,森田さんをお招きすることに?」と。実は以前ホテルのロビーで「絵封筒展」を開いたとき(このときもここで取り上げていただきありがとう)にテレビで紹介していただきました。取材に来てくださったのは別の方でしたが,番組では森田さんがご紹介くださったのです。ずっと以前,岡山で和服姿で講演なさったとき参加したことがあって「すてきだな」と思っていたので,テレビでのご縁をきっかけに講演依頼のお手紙を差し上げたのです。地域の小さな会にお越しいただき,本当に嬉しく思っております。いつもの参加者の家族の事情で都合が付かなかった人も多いなか,また,数々のほかのイベントや,湯郷でなでしこジャパンのメンバーも出た試合日と重なったなか,いつもの参加者以外の森田さんファンも来てくださって「さすが」って感じました。

当日の内容についてはmariさんがすてきにまとめてくださって,スタッフも私も同じ思いです。ホンとにありがとう。お礼まで。(どうしても急ぎで描かなければならない絵があって30分前に起床。うまくまとまらない文でごめんなさい)
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