海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

十三夜

2013-10-17 | 季節を感じて・節句

後の月。

十五夜の芋名月に対し、

栗名月とも豆名月とも呼ばれる十三夜。

十五夜を祝う風習は中国由来のもので、

十三夜を祝うのは日本特有のものなのだそう。

そして十五夜と十三夜のどちらかの月見しかしないことは、

「片見月」といって縁起が悪いものとされていました。


そんな十三夜の日に―。

特別な場所で、この夜にぴったりの、

素敵なお話をお聴きしてきました。


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『朗読ラボ&ラブ』
森田恵子朗読会 

御題:樋口一葉『十三夜』
場所:(公財)倉敷天文台 彰邦館
   倉敷市中央2丁目19-10
日時:10月17日(木)・18日(金)・19日(土)
開場:18:30開演:19:00 
料金:1,500円(菓子付き)

18:30:開場  
19:00:朗読公演
20:00:トークタイム&お楽しみ抽選会
20:30:お月様を愛でる時間(ご自由に~)
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おかやまアナウンス・ラボ株式会社http://announce-lab.jp/index.htmlの代表であり、

フリーアナウンサーである森田恵子さんの朗読会です。



この扉を開け、数歩歩いたその先には―。

思わず「わぁっ!」と声を挙げそうになるくらい、

素敵な空間が広がっていました。



屋内での場面を朗読されるときは、こちら側で。



屋外での場面は、こちら側で。



時に立ち上がり、

歩きながら。


朗読会というものには、何度も参加したことがあります。

森田恵子さんの朗読会も何度か拝聴しています。


今回の朗読会は、ひとり芝居を拝見しているのかと思うくらいの、

素晴らしい表現力でした。


明治五年生まれの樋口一葉。

彼女の文体は、現代人には少々難しく・・・。

聴くだけで頭にスッと入ってこなかったら淋しいので、

予習(再読)をして行ったのですが。


表現力に圧倒されました。

人の声って、言葉って、

力がありますね。



第十二代おかやま着物文化人(ぶんかびと)でもいらっしゃる、森田さん。

この日も素敵な着物をお召しでした。

帯揚げ・帯締め・下駄の鼻緒(たぶん八掛けも)の色を合わせられていたのが、

粋だったなぁ。

そしていつも、朗読の台本カバーが着物地なのも素敵です。

(写真の机右奥に写っているのが台本です)



素敵な朗読会のあと、お隣の観望室で眺めた十三夜のお月さま。(冒頭の写真)

綺麗だったなぁ。

心に沁みました。


森田恵子さん、

同じ時と空間をご一緒してくださった皆さま、

どうもありがとうございました。

素敵な一夜に感謝です。


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