昨日の本の大整理での再発見。
この夏の甲子園のことを覚えているでしょうか?
早大・斎藤君と駒大苫小牧・田中君の人気ぶり。
特に「ハンカチ王子」というニックネームが付けられた斎藤君。
日々熱狂的なファンに囲まれている姿がテレビで放映されていましたよね。
(人気者って、大変だなぁ・・・。)
あのとき、つくづくそう思いました。
人気者には皆の気持ちを受け止めるだけの度量が必要なんですよね。
本当に大変だと思います。
そんなことを考えながら思い出していた話がありました。
内館牧子さんが本の中で、原辰徳さんとのやりとりを書いていたのです。
気になって図書館に行って探してもみたのですが、見つからず…。
諦めかけていたんです。
そうしたら、昨日見つけてしまいました。
我が蔵書の中に。『バスがだめなら飛行機があるさ』内館牧子(幻冬舎文庫)。
そういえばこの本をとても気に入っていた時期がありました。
原さんとのお話はこんな風です。
96年、巨人軍の松井選手がホームランダービーでトップ争いをしていたときのこと。
38本目を打ったあと、あとが続かない。
ファンは39本目を今か今かと待っている。そうこうしているうちに残り試合は1試合に―。
その状況の中、ファンの一人が叫んだのです。
「松井、三十九本目はどうしたんだッ。三十九本目はッ!」
内館さんは「誰よりも松井さん自身が苦しんでいるであろう」と、とても腹が立ち、
原さんにこの話をしました。
そして原さんから返ってきた答えは、
「みんな、三十八本も打っているというすごさを忘れちゃうんだよね」
「ファンって、前向きだから忘れちゃうんだよね」
というものでした。
内館さんはご自身で書いておられます。
************************************
私が怒ったように「なんで逆なですることしか言えないのよッ」というのは否定。
「前向きなんだよね」というのは肯定。
************************************
「肯定思考」は優しくて、深い。
人気者は、この懐の深さを身に着けていくのでしょうね。
もう一冊、片付けながら読んでしまった本があります。
以前に美奈子さんから薦めてもらった、狗飼恭子『幸福論』(幻冬舎文庫)。
その中に「ジャッジしない」という章があり、心に残っていました。
***************************
人は人を決め付けてはいけない。
人はそんなに分かりやすいものではない。
人は人をジャッジしてはいけない。
***************************
「肯定思考」と「ジャッジしない」こと。
心掛けていたら、懐の深い人間になれるでしょうか―。
先日、父に言われました。
「その人の許容範囲が広ければ、弱音や愚痴や暴言は吐かない。
持っている器が小さいから、溢れた分を吐き出さないといけなくなるんじゃ。
「度量」とか「懐が深い」という言葉があるじゃろ。
そういう人は、器が大きいから吐かんでもいいんじゃ。腹にためとる。」
私は、まだまだだなぁと思います・・・。
気を付けよう。
片付けが終わった後、一本の電話が掛かって来ました。
作家・石田衣良のファンの方。
とても読みたい本が探しても見つからないという話になり、聞いてみると私が持っていた本でした。
早速プレゼントすることにしました。
すごいタイミングに驚きです。世の中はこんな偶然で繋がっているんでしょうね。
先日図書館への予約を、家のパソコンから出来るパスワードを取得しました。
これからはもっと図書館を活用しよう!!と心に決めた私。
それにしても、便利な世の中になりましたよねぇ。
この夏の甲子園のことを覚えているでしょうか?
早大・斎藤君と駒大苫小牧・田中君の人気ぶり。
特に「ハンカチ王子」というニックネームが付けられた斎藤君。
日々熱狂的なファンに囲まれている姿がテレビで放映されていましたよね。
(人気者って、大変だなぁ・・・。)
あのとき、つくづくそう思いました。
人気者には皆の気持ちを受け止めるだけの度量が必要なんですよね。
本当に大変だと思います。
そんなことを考えながら思い出していた話がありました。
内館牧子さんが本の中で、原辰徳さんとのやりとりを書いていたのです。
気になって図書館に行って探してもみたのですが、見つからず…。
諦めかけていたんです。
そうしたら、昨日見つけてしまいました。
我が蔵書の中に。『バスがだめなら飛行機があるさ』内館牧子(幻冬舎文庫)。
そういえばこの本をとても気に入っていた時期がありました。
原さんとのお話はこんな風です。
96年、巨人軍の松井選手がホームランダービーでトップ争いをしていたときのこと。
38本目を打ったあと、あとが続かない。
ファンは39本目を今か今かと待っている。そうこうしているうちに残り試合は1試合に―。
その状況の中、ファンの一人が叫んだのです。
「松井、三十九本目はどうしたんだッ。三十九本目はッ!」
内館さんは「誰よりも松井さん自身が苦しんでいるであろう」と、とても腹が立ち、
原さんにこの話をしました。
そして原さんから返ってきた答えは、
「みんな、三十八本も打っているというすごさを忘れちゃうんだよね」
「ファンって、前向きだから忘れちゃうんだよね」
というものでした。
内館さんはご自身で書いておられます。
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私が怒ったように「なんで逆なですることしか言えないのよッ」というのは否定。
「前向きなんだよね」というのは肯定。
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「肯定思考」は優しくて、深い。
人気者は、この懐の深さを身に着けていくのでしょうね。
もう一冊、片付けながら読んでしまった本があります。
以前に美奈子さんから薦めてもらった、狗飼恭子『幸福論』(幻冬舎文庫)。
その中に「ジャッジしない」という章があり、心に残っていました。
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人は人を決め付けてはいけない。
人はそんなに分かりやすいものではない。
人は人をジャッジしてはいけない。
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「肯定思考」と「ジャッジしない」こと。
心掛けていたら、懐の深い人間になれるでしょうか―。
先日、父に言われました。
「その人の許容範囲が広ければ、弱音や愚痴や暴言は吐かない。
持っている器が小さいから、溢れた分を吐き出さないといけなくなるんじゃ。
「度量」とか「懐が深い」という言葉があるじゃろ。
そういう人は、器が大きいから吐かんでもいいんじゃ。腹にためとる。」
私は、まだまだだなぁと思います・・・。
気を付けよう。
片付けが終わった後、一本の電話が掛かって来ました。
作家・石田衣良のファンの方。
とても読みたい本が探しても見つからないという話になり、聞いてみると私が持っていた本でした。
早速プレゼントすることにしました。
すごいタイミングに驚きです。世の中はこんな偶然で繋がっているんでしょうね。
先日図書館への予約を、家のパソコンから出来るパスワードを取得しました。
これからはもっと図書館を活用しよう!!と心に決めた私。
それにしても、便利な世の中になりましたよねぇ。