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海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

「Imagine」

2006-08-06 | 思い、想う
今日は朝からずっと自分の部屋でJohn Lennonの曲「Imagine」をかけ続けていた。 
             
9・11のあと、新聞広告の一面に掲載されたこの歌詞。
そしてトリノ五輪でのオノ・ヨーコの朗読。
平和を願うとき、いつもこの曲は人々のそばにある。

いつも持ち歩いているスケジュール帳。
いつでも感じることができるよう、気になった言葉や詩を書き留めている。
「Imagine」もその中のひとつ。

ひとりひとりが願えば、必ず叶えられるはず。
今日という日に、心を新たに願う。
地球上の全ての場所で、戦争がおこらない世界になりますように―。
                       

この度の

2006-07-23 | 思い、想う
大雨災害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。

連日の雨、雨、雨…。
毎日、ニュースや新聞で各地の被害の様子が報道されています。
自然の凄まじい力の前では、なすすべもなくて…。

我が家と会社は、一昨年の台風16号のときに浸水被害にあいました。
「1・17に思うこと」にも書いたのですが、そのとき力になったのが周りの人たちから頂いた、
温かい気持ちでした。

遠くから心配して電話を下さった方々。
何か手伝えることがあれば、と駆けつけてくれた方々。

温かい人々の気持ちが、途方に暮れていた心の奥底に明かりをともしてくれました。
今回の大雨でも「被害はなかった?」と心配してくれた皆さん、どうもありがとうございます。
幸いに無事でした。

昨日、島根の取引先の方が来られて言われていました。
「皆さんが声をかけて下さった」と。
いつも自社の手作り新聞を作成している彼の最新号には、皆様へのお礼の言葉と、
各地で被害にあわれた方々へのお見舞いの言葉が綴られていました。

助け合い、思いやる心。
大きな力の前で打ちひしがれてしまったとき、力になるのは「温かい心」だと思います。

まわりで困っている方がいらっしゃったら、迷わず声をかけよう。
できることからはじめよう、と心を新たにしています。




言葉の持つ力

2006-07-01 | 思い、想う
情報があふれているこの時代、毎日様々なニュースが飛び交っている。
新聞やTV、本の中で語られる事柄を全て鵜呑みにしている自分はいないだろうか?
日々語られる言葉や、文章、そこには発する側の主観が反映されている。
このことをつい忘れがちになっていないだろうか?

そんなことを考えさせられる出来事があった。

新聞で見つけたある記事。そして地元のニュース。
知った人が関係していることだった。
でも―。
どうもきちんと取材がされていないように感じるのだ。
あらゆる角度から見た記事ではなかったのだ。
曖昧なままでの見切り発信、そうとしか私には思えない。
(ある方から直接私はお話を聞きました)
しかしこれを見た多くの人たちは、それを丸ごと事実として受け止めてしまうかもしれないだろう。

言葉の持つ力は時に暴力にもなりえる。
「言論の自由」を唱える時、そこには「責任」がついてまわるのだ。
マスコミの影響は大きい。
くれぐれも<誤解>が生じないよう、十分な裏づけを持って発信して欲しいと願う。

言葉の力について、改めて考えさせられた出来事だった。
私自身も、重々気をつけようと思う。




「いつか君を忘れても」

2006-06-30 | 思い、想う
最近読んだあるコラムでとても心に残っているものがあります。
シンガーソングライターのやなせななさんが書かれた「ひだまりの唄 第3回 いつか君を忘れても」。
(雑誌「音遊人 2006.8」)

内容は「老い」について。
認知症の高齢者の方をケアする老人ホームに慰問で歌をうたいに行った時の体験談が語られていました。

おじいちゃんおばあちゃん達は大喜びで、コンサートはあたたかい拍手に包まれ無事終了。
満たされた気持ちで、帰り際にみなさんにご挨拶をしようと声を掛けたら、どなたも憶えていらっしゃらない。

これが老いることなのかとショックで愕然とされたという、やなせさん。
しかしその後に彼女が感じた事柄に、私は救われました。
長文ですが、引用させていただきます。


「今、この瞬間を、生きている。
 ただ、生きている。
 死の旅には、何も持って行くことはできません。住み慣れた家を出て、大好きな人と別れ、たいせつにしてきた全てを、手放さなければならない。ならば、捨ててしまいなさい─。(中略)
 老いることは準備。旅の支度なのだ、と。衰えているように感じる全ては、身軽になってゆくことと実は同じなのでは、と。
 たとえ大好きなあなたを忘れてしまっても、今、目の前のあなたに「はじめまして」を伝えることはできる。
 最期の最期まで。」


自分の中から、様々な記憶が失われていくという辛さや痛み。
もちろんこれは、ご本人やご家族にしか到底計り知れないことだと思います。
しかし、「今」この瞬間を生きる、というシンプルな美しさは、老若男女問わず一緒なのではないかと思うのです。

以前、実習で養護施設や老人ホームを訪れました。
そのときに得たことは「皆、一生懸命生きている」という実感。

平凡な生活を送っているように感じていても、刻一刻とゴールに向かって変化し続けている私たち。
自然の流れに身を任せながら、今を生きる。
そんな風にシンプルに生きていけたらな、と思っています。



「生きているってことは変化しているってこと。
たった今を重視しようとするなら、人はさすらうほかない。
さすらうことこそが生きてゆくということなんですね」
                臨済宗僧侶・小説家  玄侑宗久





あれから5年

2006-06-08 | 思い、想う
付属池田小学校の事件から、5年の月日が経ちました。

そして今現在、子ども達が事件に巻き込まれるニュースを毎日のように耳にします。

子ども達の「大切ないのち」を守るために、私たち大人が考えなければならないこと。

一人一人が「いのちの尊さ」を、改めて心に刻み込むことが大切なのではないかと思います。

そして、伝えていくこと。


あの事件の後、友人宅にお邪魔したときのこと。
子ども達と遊んでいたら、ちょこんと膝の上に乗ってきました。
来年は小学校にあがる男の子。
温かくて、やわらかくって、愛しい存在。
その時ふっと事件のことを思い出し、すごくすごく怖くなった。
突然、大切な人がいなくなる恐怖。


すべての国の子ども達が、そして大人が、

安心して平穏に暮らせる世界になることを切に切に願っています。

世界を旅した自転車

2006-05-21 | 思い、想う


探検家であり医師である関野吉晴氏が、足かけ10年の歳月をかけてアフリカに誕生した人類がアメリカ大陸まで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行した旅「グレートジャーニー」。その旅で実際に使われた自転車です。


倉敷商工会議所青年部の10周年を記念して関野吉晴氏の講演会が5月27日(土)にあると知り、「是非行きたい!!」と思いつつも仕事のために断念していた私。
昨日の新聞で、嬉しい情報をゲット。
「三斎市」と呼ばれる朝市(21日)のイベントで、講演会に先駆けて旅の間に撮影された写真パネルと自転車の展示があるというじゃありませんか。そこで、喜び勇んで行ってきました!

イベント会場といっても、普通の駐車場。そこにテントを張っての手作り感いっぱいの展示スペース。
世界を旅した自転車が、すぐ手に触れられる場所にある。感動しました。

しかし、そこにいた係のお兄さんの一言「乗ってみますか?」にはビックリ。
いいのでしょうか?そんなことを言ってしまって。
その場にご本人はいらっしゃらないから了承を得られるわけもなく、私は畏れ多くて丁重にお断り致しました。それにしてもサドルの位置が高かった!足が長いのですね、きっと。

関野さんは一橋大学に在学中に同大探検部を創設。
そして世界中を旅をする中で、現地での医療の必要性を感じて医師の資格を取得したという方。

「自分のやりたいこと、すべきこと、そのためには幾つになっても努力する」、そういう方に出合うと「今この瞬間がスタートだな」と思います。

マザー・テレサは30歳半ば過ぎに、病気で苦しんでいる貧しい人のためにと看護の勉強をしました。
そういえば去年、新宿区の非常勤職員「子どもの生き方パートナー」をされた乙武洋匡さんは教員免許取得を目指して勉強をされていましたっけ。
他にも見習うべき素晴らしい方々がたくさんおられるはず。

やれることからコツコツと努力していきたい、と改めて思った一日でした。

国民審査

2006-03-15 | 思い、想う
昨夜、報道ステーションを一緒に見ていた家族全員で憤ってしまいました。
誠意のかけらも感じられない弁護士の行動…。
ドタキャンの上、理由が模擬裁判のリハーサル???これが最高裁での出来事だなんて。
もしも、最高裁判所裁判官の国民審査のように弁護士にも国民審査があったならば、私は間違いなくこの二人の弁護士に大きな「×」をつけますね!!


<山口の母子殺害、弁護士欠席で口頭弁論開けず…最高裁>

 山口県光市の本村洋さん(29)宅で1999年、妻(当時23歳)と長女(同11か月)が殺害された事件で殺人罪などに問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた同市内の元会社員(24)(犯行時18歳)について、最高裁第3小法廷は14日、死刑を求める検察側の上告を受けた口頭弁論を開こうとした。だが弁護士が2人とも出廷せず、弁論を開くことができなかった。

 改めて4月18日に弁論期日を指定したが、死刑求刑の事件で弁護士の出廷拒否は異例。訴訟遅延行為に当たる可能性もあり、浜田邦夫裁判長は法廷で「極めて遺憾」と、弁護士を強く非難する見解を読み上げた。

 この事件では、書面審理中心の最高裁が、弁論を開くことを昨年12月に決めたことで、死刑を相当とする判決になる可能性が出ている。死刑廃止運動を進める安田好弘、足立修一両弁護士が、今月6日に辞任した弁護士に代わって就任。「日本弁護士連合会が開催する裁判員制度の模擬裁判のリハーサルで、丸一日拘束される」との理由で、この日の法廷を欠席した。

 これに対し、検察官は法廷で、「審理を空転させ、判決を遅らせる意図なのは明白」と述べ、弁論を開いて結審するよう要請。浜田裁判長は「正当な理由のない不出頭」と述べたが、結審は見送った。

 安田弁護士らは今月7日付で、弁論を3か月延期するよう求める申請書も最高裁に提出しているが、翌日却下されていた。安田弁護士はこの日、「被告の言い分に最近変化があり、接見や記録の検討を重ねる時間が必要。裁判を長引かせる意図はない」とする声明を出した。

(2006年3月14日21時4分 読売新聞)

続けていくこと

2006-02-11 | 思い、想う

※10年程前に親戚から頂いたシンビジュウム「マリリン・モンロー」。
鉢数も3鉢に増え、毎年綺麗に咲いてくれます。写真は今年一番に咲いた花。



ずっと思っていることがある。
それは人間が、便利なもの・楽なもの・得だと思われるものへと簡単に流されやすい
生き物だということ。
そして、「便利なものはいいことだ」と大抵思われているであろうということ。
もちろん私も楽で便利なものは好きだ。しかし、それだけではダメだとも思っている。

経済面を例にしてみると、「消費者のため」という言葉をふりかざしての規制緩和。
国民は消費者の立場でもあり、生産者の立場でもある。
大きな規模のところはまだいいが、大抵しわ寄せがくるのは地方の中小企業である。
自分で自分の首を締めていないか?

ヤマト運輸の元社長、故・小倉昌男氏は著書『経営学』の中で次のように述べている。

 「企業は社会的存在である。それは財なりサービスなりで社会に貢献するとともに、
 雇用の場を提供するからである。したがって企業は永続しなければならない。永続
 するには、倫理性に裏打ちされた優れた社格が求められる」

「倫理性」、すべての繋がりにおいて重要なことではないだろうか。
家族、社会、国、そして地球を。ずっと続いていけるよう守っていくこと。
自分達の目先の損得だけに惑わされず先を見据えて行動しなければ、と思う。
先祖から引き継いできたものを次世代に繋げていくために。まずは自分の足元から。





1・17に思ったこと

2006-01-19 | 思い、想う
阪神大震災から11年の月日が流れました。
毎年1月17日が近づくと、新聞・テレビ等であの日のことが取り上げられます。
私の住む街では震度4を記録しました。今までに経験したことのない長く続く大きな揺れに不安と恐怖を感じたことを思い出します。そしてテレビから流れる悲惨な映像と大きな悲しみ…。大阪の実家にその日のうちに戻った友人の「言い表せない状況」という言葉。

時代の流れの早さと、様々なニュースが飛び込んでくる毎日。私たちは新しい出来事にとらわれ、衝撃的な事柄でも以前の記憶は薄れていきます。
しかし、悲しみに包まれた方々の場合は…。

  私に出来ることは何だろう?

震災のニュースを見ながら想いを巡らせました。
2年前の台風で我が家と会社が床上浸水の被害にあったとき、一番心に残ったことは声をかけて下さった方々の温かい気持ちでした。私たちを気遣って下さる方がいるという心強さ。本当にありがたかったです。頂いた優しさを少しずつでもお返しできたらなぁ。

  まず自分の身近な人たちを大切にしよう。
  そして困っている人、悲しみに包まれている人がいたら声をかけよう。
  優しく笑顔で。

特別なことじゃなく出来る範囲で出来ることをしよう。そんな風に思います。
一人一人が身近な人を大切にし優しさを持って暮らしていけば、希望に満ちた世界になるのではないでしょうか。巡り巡って幸せの輪ができれば。

 親切で慈しみ深くありなさい
 あなたが出会った人がだれでも
 前よりももっと気持ちよく
 明るくなって帰るようにしなさい
 親切があなたの表情に
 まなざしに、ほほえみに
 温かく声をかけることばにあらわれるように
 子どもにも貧しい人にも
 苦しんでいる孤独な人すべてに
 いつでもよろこびにあふれた笑顔をむけなさい
 世話するだけでなく
 あなたの心をあたえなさい
              『マザー・テレサのことば』半田基子訳、女子パウロ会刊より

※震災で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々が元気で希望を持って過ごされるようずっとずっと応援しています。