2月11日から3月4日の期間中小樽市内の50の店舗・施設で雛飾りが展示されていることは前回のブログにも書きました。期間中に訪れたのは半数にも満たない20店舗・施設ですが、すべての店舗・施設がユニークな飾りつけをしているわけではありません。多くは一般家庭で使われた年代物の雛飾りです。今回雛めぐりを回ってみて、ほとんどは気軽に、飲食や買い物をせずに見せていただくことが出来ました。
なかには、レストランでは飲食中のお客がいて気軽に入れないところや、小樽文学館や博物館のように有料施設の中に飾られているものもありました。文学館の場合は、昨年は無料のロビーに飾られていたのに、今年は有料コーナーに移動しておりました。またジョイポート小樽店では、販売用の雛壇であるとして写真撮影を断られました。もっと一般市民が気軽に見られるようにしてほしいものです。
(1) 狸庵(タヌキアン)
朝里地区にあるこの狸庵は、普通の民家が地域のミニコミュニティ会館として利用されている所です。付近にピンクの雛めぐりの幟がないと見逃してしまいます。民家と同じような玄関に一歩入ると、狸の置物が所狭しと並べられています。さらに案内されて茶の間に入ると、すでに7-8組のお客さんが来ておりました。茶の間と続きの奥の間にかけて、ひな壇が所狭しと並べられています。そして何より見事なのは、吊るし雛がいくつも飾られていることです。
吊るし雛は北海道ではめったに見かけませんが、発祥地は伊豆の稲取と言われています。稲取地区では江戸時代から伝わる伝統行事として今も盛大に飾られています。かつて東京八王子に勤務の折に、京急主催の吊るし雛を見る観光バスが出ていたのを知っています。九州柳川市でも吊るし雛が盛んなようです。こちらは、柳川市主催の吊るし雛フォトコンテストがあることから知りました。
(7段飾りよりも、吊るし雛が圧巻)
(下から天井に向かってみると…)
(孫娘はばぁちゃんの携帯で盛んパチリ)
(窓に飾られたタペストリーガラスの浮き球が妙にマッチしていて気になる…)
(2) HANDS ON TOY'S キンダーリープ
メルヘン広場のすぐそばの子供向けの木工用具・玩具を販売するお店です。店名はドイツ語から取ったようで、英語読みだと「キッズラブ」でしょうか。我が家のすぐそばにある店ですが、入ったのは初めてです。10数年前は「匠伽藍」という木工品の工房でした。当時は何度か2Fの喫茶店に入ったことはありました。ここのおひな様も、すべて木工品で、格段の飾りが丸い器にすっぽり収まるようにできています。
(手前の二つの人形は後ろの円形の木枠に収まります)
(若い親子がひっきりなしに訪れてきます)
(3) オルゴール堂
小樽代表する店舗です。3Fに一角にお雛様が飾れていました。オルゴール付ではないようです。有名な久月のひな人形でした。
(これ自体は定番で…)
(ガラス細工のおひな様)
(おひな様とは関係ありませんが…カラフルなステンドが気に入りました)
(4) NPO北海道職人義塾大學校
学校の学はあえて旧漢字の學を使っています。もともとは「小樽職人の会」が発展して職人義塾大学校になり、伝統の技や精神を伝える事を目的に組織されたものです。
(吊るしびなもありました 塗り物、掛け軸風のひな絵が飾られている)
(左は金箔絵のお盆、ゴム印など)
(5) JR南小樽駅
改札の階段を利用したひな飾り。列車を利用する人たちをほんの束の間ですが癒してくれます。
(冷え冷えとするコンクリートの階段、赤い毛氈とおひな様でほっと心が温まる)
(横から見ると…)
(6) 田中酒造亀甲蔵
かつて倉庫街であった有幌町。小樽運河の埋立てと同時に出来た臨港線によって殆どの倉庫が取り壊されましたが、残された倉庫を酒蔵に改造し、一部を展示スペースにしたのが亀甲蔵。その1-2Fに数多くのおひな様が飾られています。2Fでは琴アンサンブルによるコンサートの最中でした。また今年は吊るし雛も飾れています。
(石造り倉庫の両側にお雛様がずらり勢揃い 中央のスペースでは琴アンサンブルコンサートの最中)
(7-80席の椅子がびっしり観客で埋まっている ツアーバスも立ち寄ったみたいだ)
(右側の壁にもおひな様がずらりと並んでいる)
(1Fフロアーには記念撮影用のスポットがある さすが酒屋、酒瓶型の行燈が天井から吊り下げられている)
まだまだ紹介しきれなかった店舗・施設がありますが、また次年度に取り上げたいと思います。総数50店舗・施設のうち今回まわって撮影できたのは半分にも満たない20店舗・施設にすぎません。一応は、雛めぐりのリーフレットをもとに、ユニークと思える店舗・施設を優先して撮影してみました。
勝手にランキングしてみると、東の横綱が、「田中酒造亀甲蔵」でしょうか。その数の多さ、多種多様さ、ひな壇の豪華さ等が挙げられます。西の横綱は朝里地区の民家を会館にした「狸庵」です。部屋狭しと飾られた段飾りもさることながら、吊るし雛が目を惹きました。大関以下は…みなさんの目でランクしてみてください。なお、狸庵の展示は2月25日(土曜)~27日(月曜)と短いので、次年度訪問予定されている方は、期間に注意して下さい。
なかには、レストランでは飲食中のお客がいて気軽に入れないところや、小樽文学館や博物館のように有料施設の中に飾られているものもありました。文学館の場合は、昨年は無料のロビーに飾られていたのに、今年は有料コーナーに移動しておりました。またジョイポート小樽店では、販売用の雛壇であるとして写真撮影を断られました。もっと一般市民が気軽に見られるようにしてほしいものです。
(1) 狸庵(タヌキアン)
朝里地区にあるこの狸庵は、普通の民家が地域のミニコミュニティ会館として利用されている所です。付近にピンクの雛めぐりの幟がないと見逃してしまいます。民家と同じような玄関に一歩入ると、狸の置物が所狭しと並べられています。さらに案内されて茶の間に入ると、すでに7-8組のお客さんが来ておりました。茶の間と続きの奥の間にかけて、ひな壇が所狭しと並べられています。そして何より見事なのは、吊るし雛がいくつも飾られていることです。
吊るし雛は北海道ではめったに見かけませんが、発祥地は伊豆の稲取と言われています。稲取地区では江戸時代から伝わる伝統行事として今も盛大に飾られています。かつて東京八王子に勤務の折に、京急主催の吊るし雛を見る観光バスが出ていたのを知っています。九州柳川市でも吊るし雛が盛んなようです。こちらは、柳川市主催の吊るし雛フォトコンテストがあることから知りました。
(7段飾りよりも、吊るし雛が圧巻)
(下から天井に向かってみると…)
(孫娘はばぁちゃんの携帯で盛んパチリ)
(窓に飾られたタペストリーガラスの浮き球が妙にマッチしていて気になる…)
(2) HANDS ON TOY'S キンダーリープ
メルヘン広場のすぐそばの子供向けの木工用具・玩具を販売するお店です。店名はドイツ語から取ったようで、英語読みだと「キッズラブ」でしょうか。我が家のすぐそばにある店ですが、入ったのは初めてです。10数年前は「匠伽藍」という木工品の工房でした。当時は何度か2Fの喫茶店に入ったことはありました。ここのおひな様も、すべて木工品で、格段の飾りが丸い器にすっぽり収まるようにできています。
(手前の二つの人形は後ろの円形の木枠に収まります)
(若い親子がひっきりなしに訪れてきます)
(3) オルゴール堂
小樽代表する店舗です。3Fに一角にお雛様が飾れていました。オルゴール付ではないようです。有名な久月のひな人形でした。
(これ自体は定番で…)
(ガラス細工のおひな様)
(おひな様とは関係ありませんが…カラフルなステンドが気に入りました)
(4) NPO北海道職人義塾大學校
学校の学はあえて旧漢字の學を使っています。もともとは「小樽職人の会」が発展して職人義塾大学校になり、伝統の技や精神を伝える事を目的に組織されたものです。
(吊るしびなもありました 塗り物、掛け軸風のひな絵が飾られている)
(左は金箔絵のお盆、ゴム印など)
(5) JR南小樽駅
改札の階段を利用したひな飾り。列車を利用する人たちをほんの束の間ですが癒してくれます。
(冷え冷えとするコンクリートの階段、赤い毛氈とおひな様でほっと心が温まる)
(横から見ると…)
(6) 田中酒造亀甲蔵
かつて倉庫街であった有幌町。小樽運河の埋立てと同時に出来た臨港線によって殆どの倉庫が取り壊されましたが、残された倉庫を酒蔵に改造し、一部を展示スペースにしたのが亀甲蔵。その1-2Fに数多くのおひな様が飾られています。2Fでは琴アンサンブルによるコンサートの最中でした。また今年は吊るし雛も飾れています。
(石造り倉庫の両側にお雛様がずらり勢揃い 中央のスペースでは琴アンサンブルコンサートの最中)
(7-80席の椅子がびっしり観客で埋まっている ツアーバスも立ち寄ったみたいだ)
(右側の壁にもおひな様がずらりと並んでいる)
(1Fフロアーには記念撮影用のスポットがある さすが酒屋、酒瓶型の行燈が天井から吊り下げられている)
まだまだ紹介しきれなかった店舗・施設がありますが、また次年度に取り上げたいと思います。総数50店舗・施設のうち今回まわって撮影できたのは半分にも満たない20店舗・施設にすぎません。一応は、雛めぐりのリーフレットをもとに、ユニークと思える店舗・施設を優先して撮影してみました。
勝手にランキングしてみると、東の横綱が、「田中酒造亀甲蔵」でしょうか。その数の多さ、多種多様さ、ひな壇の豪華さ等が挙げられます。西の横綱は朝里地区の民家を会館にした「狸庵」です。部屋狭しと飾られた段飾りもさることながら、吊るし雛が目を惹きました。大関以下は…みなさんの目でランクしてみてください。なお、狸庵の展示は2月25日(土曜)~27日(月曜)と短いので、次年度訪問予定されている方は、期間に注意して下さい。
それ以来気にかかっていたもので…狸庵で目にしたときに、長年の夢がかなったような不思議な気持ちになりました。
早い内にカメラを与えて今じゃ先生と同じ位?…
携帯で盛んパチリ、下から天井、カラフルなステンドがお気に入りです。
素晴らしいお雛様フォトのオンパレード…流石先生。
どうも、室内光やミックス光では、ほかのコンデジと色調が違いすぎて、使い物にならない。
買わなくて正解です。