紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

さっぽろライラック祭りとラーメンショー

2018-05-30 06:00:00 | 日記

                                        <風の強い日でした ラーメンショーの会場付近のライラックも大揺れ>

 

 

初夏の札幌大通り公園で、ライラック祭りとラーメンショーが行われました。5月20(日)絶好の快晴に恵まれた日に見てきました。ライラックはフランス語でリラとも呼ばれ、この時期を代表する札幌初夏の花です。明治23年スミス女学校(北星学園大の前身)創始者サラ・C・スミス女史が、故郷アメリカから携えてきたもので、北大植物園に現存しているそうです。と言うことで、当日北大植物園を先に訪れ、その後大通公園に行ってみました。

なお、ライラック祭りとラーメンショーは大通公園でほぼ同時期に開催されていますが、主催団体が異なりますので…見る方、食べる方にとってはどうでもよい話しなのです。ライラック祭りは今回で60回目を数え、期間は5月16日(水)~27日(日)まで。ライラックの苗木販売、野点、写生コーナー、ライラック音楽祭、ワイン、麦酒、道産食材のフードコートも出ています(どう考えてもライラックと無関係)。一方、ラーメンショーは8丁目会場を中心に全国の有名店が出店しています。

 

☆北大植物園
北海道庁の西隣という市の中心部にありながら、13.3ha(東京ドーム球場約4.7ha)の広大な園内にはハルニレの巨木が立ち、鬱蒼とした林も残されていて、開拓当時の古き札幌の姿がしのばれます。また高山植物など北海道の自生植物を中心に約4000種類の植物が育成・研究されており、四季を通じて楽しむことができます。そのほか博物館や北方民族資料室では、貴重な資料を見ることもできます。広く一般にも公開され、「緑のオアシス」として多くの市民に親しまれています。(北大植物園HPから)


入り口ゲートそばの「宮部金吾記念館」の淡いグリーンの建物をバックにライラックを撮影。園内には淡いグリーンの歴史的建築物が、あちこちに点在しています。

 


少し進むと鬱蒼とした林の中に、池があって、背丈1mに近い水芭蕉が青々としていました。シーズンが終わっており、白い花はありませんでしたが、これほどまでに大きくなるとは…あの可憐な花からは、想像できず、驚きでした。

 


表示板に添って進むと、ライラックのアーチとありました。見事に紫色の花が真っ盛り。花名の表示板には、「ムラサキハシドイ、ライラック」とありますが、花音痴の私には「ハシドイ」って何?ライラックの木以外に、〇〇ハシドイと表示された樹木があちこちに見られます。
<ハシドイとは デジタル図鑑から>
山地や林内に生えるモクセイ科の高木です。ヨーロッパ原産のライラック(リラ)の和名はムラサキハシドイといいこの木に近い種類ですが、ハシドイはライラックより太く大きく育ちます。そしてライラックより遅れて7月頃に、白く小さい花が穂状にまとまって咲きます。

 


大学の植物園とは思えぬほどの大な広場に、これまた大きな樹木が数本。奥に見えるピンクは八重桜ですが、かなり葉桜になっています。ここは幼稚園・保育園児のピクニックの場になっているのを何度も、見かけました。

 


再び、鬱蒼とした林の中へ、木漏れ日が作り出す影が美しい。

 


さすが大学の研究分野であることを示すコーナーがあります。アイヌネギ(別名行者ニンニク)は私の大好物、旬を過ぎたアイヌネギが、葱坊主のような蕾を持っているのを、初めて見ました。

 


園内をぐるっと回って最終コーナーに近いところで、樹木全体が真っ白い木を見付けまいた。「ズミ」名前が出てました。

 


こちらは桜が満開!と思ったら、違いました。プレートを見ると、「ハナカイドウ、カイドウ」とあります。一瞬司馬遼太郎の小説の題名に出てきそうな名前「花街道」を思っちゃいました。カイドウは海棠と言う文字です。

 

☆さっぽろライラック祭りとラーメンショー
両者ほぼ同時開催されており、ラーメン以外の飲食物は、どちらの主催団体に属するのか…区分がよく分かりません。とにかく両者ごっちゃになって、5丁目~7丁目会場で開かれています。


会場をふらついている、とばったりライラック娘に出会いました。カメラを向けると、にこっとVサイン。あわてて、チラシをくださいと、声を出してしまった自分が可笑しくなった。ごめんなさい、いただいたチラシ等、帰りの電車の中に忘れてきてしまった。

 


全店舗共通のラーメンチケットには、長蛇の列。

 


購入したチケットを持って、各店舗の前に並んで順番待ち。長い列では45分から60分待ち。手前は並び待ってる人が殆どおらず、待ち時間ゼロ分。なお、歩いてる人がぶれてるのは、風で吹き飛ばされているわけではありません。幟で分かるように強風が吹き荒れてましたが…

 


中央のテントはラーメンを食べる人でほぼ満席。

 


テント内の席に座れない人は、腹っぺらしのカラスを気にしながら、木陰で、食べていました。

 


屋台コーナーで見かけたピンクの女性。靴、バッグ、飲み物のピンクが目立ちました。あわてて魚眼レンズを標準レンズに付け替えているうちに消えてしまいました。

 


風は幾分強いものの、日差しもよく、芝生でくつろぐ親子、友人連れの姿が目立ちました。

 


6丁目会場の音楽ホールでは、ライラック音楽祭が開催中。土日に午前10時から午後4時半頃まで、1日に20組の吹奏楽バンドが演奏予定になっています。

 


ライラック祭り会場の5丁目では、〇〇流茶道の野点テント前で、順番待ちの長い列を作っていました。

 


大通会場で、この日初めて白いライラックを見かけました。大通公園には約400本のライラックの木がありますが、そのうち370本がムラサキで、白いライラックは約30本とのことです。どおりで目に付かないはずですね。

 

コメント
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