<第2回小樽雪あかりの路(H12年2月)の運河会場の光景です 今と少しも変わっていないですね>
今年で18回目となる「小樽雪あかりの路」が、2月5日から14日まで行われました。3月も中旬に入って、めっきり春らしくなってきたのに、なんで今頃「雪あかりの路」なんだと、思われるかもしれませんが、「氷と雪の祭典」の最後を飾る報告として取り上げたいと思います。(21日に行く予定の「層雲峡の氷瀑祭り」が残っていますが…) 今回の「雪あかりの路」は、さっぽろ雪祭りや中華圏の春節と重なり、外国人観光客の増加で、5年ぶりに来場者数が50万人を超え、54.4万人になったたとの報道がありました。
ご存知のように、メイン会場が「小樽運河」、「旧手宮線」、準メイン会場が「朝里川温泉」、その他天狗山や各町内会、学校など41カ所でおこなわれました。また同時に関連イベントとして、第7回「小樽がらす市」が小樽運河プラザで5日~7日の3日間行われました。今回の雪あかりの路では、運河会場とがらす市だけしか行く機会がありませんでした。モデルにしようと孫たちを誘ったのですが、孫も高学年になると、撮られることが恥ずかしいらしく、誘ってもNOの返事。かろうじて一番下の孫をガラス市に誘って数枚撮っただけでした。
メイン会場の一つである「旧手宮線」は結局行かずじまい。もっとも毎年同じようなオブジェなので、撮っても代わり映えしないこともあって、写欲も今一つ。ということで、「雪あかりの路」の前哨戦ともいえる「小樽ゆき物語(11月21日~1月31日)」のイベントの一つ「青の運河」も加えて取り上げます。
<小樽ゆき物語~青の運河>
小樽ゆき物語は、雪あかりの路に先駆けて始まったロングランイベントです。2012年までは「小樽ロングクリスマス」と名をうって各種イベントを行ってきました。そのイベントの一つが、青の運河です。小樽運河沿いに青のLEDライトをともし、普段とは違う運河を楽しんでいただこうということです。
昨年よりも、青のイルミネーションの取付範囲が広がったようです。
今までは単に運河沿いの倉庫群がライトアップされただけでしたが、青のLEDライトでより一層ロマンチックになったかな…これで倉庫の壁にプロジェクションマッピングでも行うと、より一層人気が高まると思うのですが…
<第7回冬の小樽がらす市~運河プラザ3番庫>
例年雪あかりの路と同時に行われます。今年は2月5日~7日の3日間行われました。15の工房が一堂に介し、ガラス製品の販売や製作体験ができます。このほかガラス作家がキャンドルグラスを出品し、来場者の投票による「ガラスあかりコンテスト」も行われました。
会場に入ると、脇には各作家自慢のキャンドルグラス(コンテスト用)が並べられています。
投票用紙が備え付けられていて、来場者が気に入った作品に1票を投じます。
会場内はアクセサリー、食器、置物等いろんな製品が並べられています。会場左側では、体験コーナーがあり賑わってました。
運河プラザメインホールでは、雪あかりの路のイベントの一環としてライブも行われていました。
会場の一角では青色LEDを使った電気ショールーム製作会社ビートソニック(本社愛知県、製作は銭函工場)と地元のガラス作家の共作による製品が展示されていました。
電気発光部分は、ビートソニックが、奥に見える電球ガラスが地元作家の製品。
3番庫内だけでなくメインホールの出入り口付近でも硝子小物を扱う店があります。どれを買うか迷っている孫娘(小6)。
プラザの中庭にワックスボールが飾られています。
ワックスボールの表面に桜の花(実物)が浮き出して見えます。
プラザの前庭にはメッセージプレートが飾られ、道行く人の注目を浴びていました。
<雪あかりの路・運河会場を散策…>
特に例年と変わった企画もなく、期間中撮りに行ったのは1度きりでした。家族、孫達ともに雪あかりの路会場に誘ったのですが、全く興味を示さず、止むなく一人で撮影に出向きましたが運河会場だけで、ほかの会場は訪れませんでした。目新しいものがないと言ってしまえばそれまでですが…
この日は穏やかで、水面に倉庫が映り込んでいました。
浅草橋の記念撮影コーナーには、長い列が出来て順番待ちです。
<雪あかりの路・愛のフォトコンテスト>
以上で雪あかりの路及びガラス市の模様ですが、これだけでは愛想がないので、雪あかりの路を題材とした『雪あかりの路・愛のフォトコンテスト』が毎年行われていますので、その概略もお伝えします。
☆テーマ 「小樽雪あかりの路」に関するイベントの様子、街並み、人物等(撮影期間はイベント開催中に限る)
☆参加資格 不問
☆応募方法 六つ切り以上のカラープリント(インクジェットによるプリントは不可) 入賞時には原版(フィルム、データ)提出
☆応募先 小樽写真材料加盟組合店(11店)または実行委員会事務局
☆その他 省略
以上の通りの条件ですが、Net全盛期にプリント応募で、しかも写真店によるプリントに限られる点が、難点と言えば難点。それと審査基準が明示されていませんが、雪あかりの路素朴な精神から、カラフルな作品や彩度の高い作品は入選バーが高いようです。ちなみに、最近私自身はここ5年ほど応募しておりませんが、それ以前に何度か入選し、ポスターの一部に採用されたこともありました。以下数点入選作品を紹介します。
<H15年年第5回「愛のフォトコンテスト」 ぬくもり賞「星に願いを」>
当時はまだフィルム時代で、入選作品の原版提出まで余裕がなく、デュープ(コピー)せずに、元画像を提出するケースが多々ありました。このカットも原版を提出したため、連写した隣のカットです。
<H19年第9回「愛のフォトコンテスト」 入選「メルヘンチックキャンドル」>
自作のフィルター使ってメルヘンチックに仕上げましたが、雪あかりの路の精神から外れている感じがしました。
<H22年第12回「愛のフォトコンテスト」 ぬくもり賞「優しいい光に包まれて」>
孫達がモデルになってくれたのも、これが最後でした。
雪あかりの路に協力されている写真組合への配慮なのでしょうが、web応募が可能になれば、もっと応募数が増えるのかなと思いました。少なくとも、インクジェットプリントの応募が可能なら…