中国人のお嫁さんをもらいたくなる?ブログ

中国人女性との日常を日記にしたものです。
強い。何しろ強い。世界最強という説も納得。

仕事ヨ 仕事 ♪ その一

2006-09-10 21:06:30 | Weblog
仕事ヨ 仕事♪

 ワタシが彼女の両親に挨拶するため、上海に出かけた時のことです。
 南京路近くにある彼女のアパートに招待されたので、彼女の案内でその
アパートに出かけることにしました。
 
 見上げるほど大きく、立派な木製の門が私たちを迎えました。
これがアパート地区への入り口です。
この門をくぐり、右に左に迷路みたいな小径をを通って、やっと彼女のアパートにたどり着きました。
 このアパートですが、まず1階に、アパートの建物に入るための扉があります。
オートロックみたいな感じですかね。
オートロックと違うのは、この扉が部屋の扉と同じ大きさ、形状だ、
ということですか。
彼女がその1階の扉をガンガンやります。
「○×さん! 鍵!」
「何だい? 鍵、持っていないの?」
「忘れたのヨ」
そうやってオートロックを開けてもらい、建物の中に入ります。
それから各階の自分の部屋に入りますが、それにも当然、鍵が必要です。
「高級マンションみたいだ」
「ハンザイが多いからだヨ」
 
 階段には照明がありません。だから真っ暗です。
そこを手探りで4階まで上ります。
 暗闇に眼が慣れてきました。
階段にはやたら私物が置いてあります。
掃除もされていないようで、ものすごく汚れています。
中国人には「公」という考えがあまりない、と聞きましたが本当かもしれません。

 最上階の4階に到着しました。
どういう構造なのか、4階総てが彼女の住んでいる部屋でした。
入り口は、横開きのグリルシャッター? みたいのが装備されており、その後ろに鉄扉が伺えます。
出入りは、土足のままです。
こういうところは欧米と同じです。
日本での生活に慣れた彼女はこの習慣をひどく嫌うようになりましたが、彼女の力をもってしても、家族の習慣を変えることはできなかったようです。

いよいよ彼女の家族と面会です。

 お父さんの収入が多いので、彼女のお母さんは、中国では珍しい専業主婦をず~とやっています。
中国では共稼ぎが普通です、というよりも、共稼ぎが義務みたいになっています。
 だから、専業主婦のお母さんは肩身の狭い思いをしているみたいです。
お父さんも、ときおり
「食べて寝るだけ」
と嫌みを言うそうです。
その為なのか、彼女に言わせると、夫婦仲は良くないのだそうです。

 さて、彼女の家族の紹介ですが、お父さんは小さな会社の役員をやっています。
後に、米国の会社にも勤めることになりましたが、とても仕事熱心で、有能なエンジニアのようです。
本人も
「私は中国では非常に優秀なエンジニアです」
と自己紹介したほどです。

 弟夫婦がいますが、これは二人とも会社員です。
この弟はとてもおとなしく、物静かです。
反対に、彼の嫁さんはたいへんきつい性格だということです。
弟夫婦には男の子が一人おりまして、小学校に通っています。

 やはり、人を紹介するときは、職業を紹介するのが手っ取り早いようです。
職業といえば、彼女は来日して仕事を探したのですが、その様子をちょっと紹介します。
 前述したように、来日直後は、仲間の中国人に紹介してもらいましたが、まもなく不景気になってそこをリストラされてしまいました。
仕方が無いので、職探しです。
 まず、新聞の求人欄に眼を通します。
ペタン、と畳に腰を下ろし、眉間にしわを寄せて、慣れない日本の新聞を食い入るように読みます。
 まぶしそうに、眼をぱちぱちさせているのが印象的でした。
ページ数も少なく、印刷も悪い中国の新聞に比べ、分厚く、綺麗な日本の新聞は、彼女の眼にどう映っているのでしょうか。

「日本のお嫁さんは仕事をしなくてもいいんだよ」
子どもがいない我が家では、お嫁さんも仕事をしたほうがよい、と思っているのですが、彼女は外国人です。
そう簡単によい仕事が見つかるとは思えません。
たとえ仕事が見つかっても、職場で悪い日本人にいじめられないか。
それが原因で、日本を嫌いにならないか、が心配なのです。
というのも、彼女は大の日本好きで
「日本人、みんな イ~人」
というのが口癖になっているほどだからです。

「うるさいヨ」

女性も仕事をするのが義務みたいな、中国から来た彼女。
ワタシの思いやりも妨害としか思わないようです。
働らかざる者、食うべからず。
時々、彼女はこれを濫用します。
「おい、今日のご飯、いやに少ないぞ。小江の方がず~と多いじゃんかよ」
「だって、よ~ちゃん、働いていないでしょ。少ないのは当然です」
「今日は、会社は休みです! 失業している訳じゃないんですよ!」
必死の抗議の結果、箸でひとつまみ分けてもらうことに成功しました。
まったく、とんでもない話です。


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