背伸び

大相撲初場所の新弟子検査で、16名全員が体格基準を満たしたとスポーツニュースが報じていました。幸い、最近は大相撲の不祥事が新聞を賑わすことが減りましたが、一時はどうなる事か？と案じるほどに、屋台骨が揺らぎに揺らいだこともありました。現行、残念ながら、番付の上位は外国人ばかりで、日本人力士の奮起が待たれます。

その新弟子検査…ですが、ネットに、頑張って「背伸び」して身長計測に臨んでいる18歳の少年の写真が載っていました。伊藤爆羅騎（ばらき）という大変変わった名前の18歳は、どうやら身長が低いらしく、入念に対策を講じて検査にいどんだようです。3か月前から伸ばし続けた頭髪を、立たせた状態のまま油で固め、身長を伸ばすストレッチを受け、検査ぎりぎりまで横になったままで身長が縮まないよう気を付けた…とのことです。「背伸びはしてません」とは本人の弁ですが、写真では明らかに背伸びしています（笑）。


167cm以上…という体格基準が何のために設けられているかは分かりません。が、世の中の決まりごとに、このような人情的な解釈がまかり通った時代もかつてはありました。勿論、ルールがルールとしての公平性を失ってはならないのですが、たまにはこんな微笑ましいショットもあり！ですね。本名の爆羅騎をそのまましこ名として使うとのことです。小兵でも、目を見張るほどの活躍をしてもらいたいものです。



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