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巨人・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜外野手が、ニューヨークで現役引退の会見を行いました。

能力のあるスポーツ選手は一杯いるし、実績を残した選手も一杯いる。そんな中でも、多分松井選手と言う人は、超ド級のスター選手でしたし、漏れ聞こえてくる人物評も、その人柄を絶賛するようなものでした。どんな事にも「始まり」と「終わり」があるのですから、彼が華々しい野球人生を切り開き始めた時から、この日が来ることは分かっていたことでした。競技者として頂点に居る間に、引退を決めるのも生き様なら、自他共に力の衰えを認めるに至って幕引きを考えるのも又真摯な生き様のように思います。（テレビの無い我が家では）ニュース源はウェブと新聞ですが、人間としてのスケールの大きさを感じる引退会見のように思えました。

プロはあらゆる方向に、バランスが取れていなければならない。私はそう思っていますが、そういう意味で、プロ中のプロなのだと思います。氏の著書に「不動心」があります。こうした選手・タレント本というものが、どのくらいご本人の筆によるものか、若干の疑いはありますが（笑）、ご本人の考え方をプロが本にした…と思えば良いかと理解します。その一節で「苦しみや辛さこそが、生きている証ではないでしょうか。僕は、生きる力とは、成功を続ける力では無く、失敗や困難を乗り越える力だと考えます。」と語られています。

様々な栄光は、それを目指して頑張っている時間こそが宝石で、手にした途端、過去のものになります。現役を離れる寂しさというものは、もう「それ」を目指せなくなる寂しさなのだろうと想像します。ですが、「次」を見据えることが、何より充実した幸せをもたらすものと考えます。松井秀喜氏の「次」に、心から期待したいと思います。




「ペンタブレット使用に必要なもの」

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