ぱそらぼ (ぱぁと1)

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アニミズム

2009年12月25日 | 雑談
この時期になると、毎年のように揶揄されることがあります。それは「クリスマスを祝い、除夜の鐘をつきつつ、初詣に出かける」日本人の宗教観の節操の無さです。宗教は戦を生みます。どこまで行っても相容れることの無い2つの宗教は、憎しみを生み、相手を威圧し組み伏せようとし、いつか宗教とは全く異なる次元の問題に発展し、解決がつかなくなります。

日本人の中に根ざしている宗教は、多分多神教なのです。あらゆるものに神が宿ると昔の人は信じました。山には山の、海には海の、森には森の…。アニミズムと呼ばれるのでしょうか。キリスト教こそが先進のものだとするヨーロッパの視点からすれば、アニミズムは原始的なものと多分分類されていると思います。が、日本人の根幹はそこにあるのだと思います。

欧米では「yes」と「no」をキチンと表現するのに、日本にはその文化がありません。どちらかと言うと、常に結論はもやもやと曖昧にしておいて、どうとでも解釈できるようにしておくことが好まれます。ですから、日本人の中ではクリスマスも除夜の鐘も初詣も、すべてがキチンと成立しているのでしょう。ですが、大半の人が気づいているように、それは宗教などという大層なものではもはやなくなっていて、単純にファッションかエンタテイメントになってしまっているみたいです。

日本人同士では何の違和感もない感情であっても、対・外国の話の時には、白黒の結論でのみ判断されるということもよく知っておく必要があります。




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