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医療崩壊を手助けする小池都知事

2020-04-19 21:55:54 | マスメディア
 私のように無職の人間にはコロナ禍の影響をさほど感じない。暇をつぶすのに慣れているから外出自粛と言われても平気である。しかし売り上げの急減に見舞われた方々、毎日リスクを負いながら仕事をする方々は大変だと思う。とりわけ医療関係の方々には頭が下がる。

 なんといっても恐ろしいのは医療崩壊である。医療崩壊が現実となれば多くの死者が出ると予想される。医療崩壊の理由のひとつに医療関係者の感染がある。イタリアでは医師だけで約100人が死亡したと言われる。たとえ死亡しなくても医療関係者が感染するだけで重大な影響を及ぼす。一人の感染者が出ると濃厚接触した数人~数十人が隔離されることになり、病院の機能は大きく低下し、治療を受けられない患者が続出する。この事態を防ぐのは防護服やマスクなどの医療資材である。

 小池東京都知事が中国に送った防護服は当初の10万着だと思っていたが、その後も送り続け、合計33万6000着にも上るという。防護服を寄贈した相手の中国はそれに報いるどころか、日本企業の中国内生産のマスクの輸出まで差し止めし、日本のマスク不足を招いた。防護服不足は深刻な問題になっており、小池知事の行為は東京の医療崩壊を強く後押しすることになりそうである。小池都知事の動機はいったい何なのか、都民に何の見返りがあるのか、疑念は尽きない。備蓄とはこのような非常時のために都税を使って用意された貴重なものなのである。都民の命を守るためなのである。大阪府は足りない防護服の代用として雨合羽を募ったが約30万着も集まったという。東京も真似をすればよいと思うが、防護服の不足に注目されると中国への寄贈にも注意が向くので、できないのではないか。

 たとえ弁舌が上手くても、数か月先の見通しさえできない人は政治家に向かない。豊洲移転のときも安全だけではなく安心も必要とわけのわからない理由で数百億円の損失を出したが、今回の防護服問題ではメディアは何故か沈黙を守っている。知事に弱みでもあるのか、それとも単に理解力がないだけなのか。知事の仕事はちゃんとしていても、僅かな金額の私的流用で大バッシングに遭って知事を辞めざるを得なくなった舛添氏のような人もいる。実に不合理でバランスが悪い。この不合理な報道を決めるのは何であろうか、メディアのアホさだけだろうか。メディアの報道によって選挙結果は決まると言ってよい。防護服寄贈問題を葬ってしまえば小池氏は再選される可能性が高い。民主主義なのだから。

 ところでこの新型コロナウイルスは人口ウィルスであるという説がある。明確な根拠のある話ではなさそうで、真偽のほどはわからない。しかし発生地の武漢には高度の設備をもつ武漢ウィルス研究所があり、ウィルスの研究をしていたことは間違いない。一方、この新型コロナウイルスの治療薬が次々と候補に挙がっている。日本のアビガン、オルベスコ、アクテムラ、米国のレムデシビル*、カレトラなどが有力視されている。これらは日本と米国の企業であり、断じて中国ではない。中国のウィルス研究所は果たして人類のためにウィルスによる疾病の治療法やワクチンを研究しているのだろうかという疑問が生じる。つまり本当の目的は軍事利用ではないかと勘繰りたくなる。

*レムデシビルは米ギリアド・サイエンシズ社の製品であるが、この会社はC型肝炎をほぼ100%治癒させる治療薬ハーボニーで有名である。ウィルス研究に熱心な中国から人類に役立つこのような製品が生まれればよいが、それは八百屋へ行って魚を求めることかもしれない。


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