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異文化の国

2019-01-13 22:33:53 | マスメディア
 レーダー照射事件をめぐって日韓が争っている。他人のケンカを見るのは面白いが、日本メディアの報道を見る限り、日本に非はないように見える。もし日本に非があったのなら、朝日などの韓国寄りの反日メディアが報道する筈であるが、それがないことは日本に非がないことの傍証である。朝日は慰安婦問題で嘘までついて韓国の利益を図った新聞である。

 朝日は社説でもこの問題をほとんど取り上げていない。1月11日「徴用工問題 日韓で克服する努力を」という社説を載せているが、その最後に
「自衛隊機へのレーダー照射問題も続いている。支持率が下がっている双方の政権が諸問題を政治利用していると、互いに非難する構図になっている。
 この悪循環を脱するにはどうすべきか。経済や安保など広く利害が重なる日韓関係の健全な発展のために、両国が心を落ち着かせて考える時である」と述べている。

 徴用工問題(徴用工ではなく応募工とされる)でもレーダー照射問題でも両国を全く対等に扱っている。韓国も日本も同じように責任があるという立場らしい。これは日本より韓国の主張に近い。またAERAdot.には軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏の「哨戒機が射撃用レーダーの照射を受けたことを、防衛省が「非常に危険な行為」と発表し、ソウルの日本大使館が韓国国防省、外務省に抗議したのは騒ぎ過ぎだろう」という文を掲載している。これは韓国の主張とほぼ同じである。

 まあ朝日のことなど、どうでもよいが、要は朝日でさえも日本の非を指摘できないということである。徴用工事件では国家間の約束(条約)を守らないという点が問題になった。レーダー照射事件では韓国の弁明が二転三転し、それが矛盾するので、どれかが嘘であることが明らかになった。約束を反故にすることは約束が嘘であったわけで、両者とも結局のところ嘘の問題である。

 日本では「武士に二言はない」と言われてきたように、嘘つきは恥ずべきことされてきた。やむを得ない理由であったとしても約束を履行できなかったときは深く恥じ、平謝りに謝ったものである。我々の文化はそういうものである。それはそのまま信義に通じる。信義は最も大切なものであり、嘘と信義は決して両立しない。

 もし嘘を日常的につくならば、その人は相手にされなくなり、孤立して不利益を招くことになる。たいていの人はそれを学習する。韓国でもそのくらいのことはわかる筈である。だがそのような場合でも日本の親韓メディアは韓国の側に立ってきた。その好意的態度が韓国側の学習を妨げてきたのではないか。子供のように甘やかしてきたのである。

  北朝鮮に対する拉致問題の交も何十年もかかっているが、いまだに解決していない。また核を放棄すると言って、何度も金品を騙し取ってきた。韓国と北朝鮮は嘘の両雄なのである。共通していることは話が通じない、つまり相互理解が極めて困難なことである。このような問題は交際をする上で本来は致命的である。韓国疲れという言葉があるが、そろそろ韓国という国の文化を改めて認識する時ではないだろうか。


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