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朝日新聞の読者信頼度、3位転落…社外秘資料が漏洩か?

2007-12-30 12:57:00 | Weblog
 朝日の「信頼度」が、日経と読売に初めて負け、3位に急降下した。「新聞読者基本調査」で社外秘扱いとなっているデータから明らかになったもので、同調査は2007年2月に朝日が外部に依頼して実施。15歳以上の9千人を対象とし、約4900人が回答した。

「信頼できる会社か」「信頼できる新聞か」という二つの質問に対しては、30代では両項目で日経と読売に敗れた。20代、40代、50代でもトップは日経。60代や70代以上では朝日が首位を守るが、ばりばり働いている若・壮年層からあまり信頼されていないことになる。
(以上は12/28FACTA-gooの記事を要約)

 朝日と日経を購読している者として、この調査結果は実に納得のいくものです。高齢者にのみ信頼されているというのは、先行きがさらに厳しいことを示しています。また信頼度低下の理由は二つ考えられます。

①本当に信頼度が低い新聞に変化した。
②元々信頼度は低かったが、ネットの普及で比較情報が手に入るようになり、信頼の低さが露呈した。

 多分①と②の両方でしょうが②の方の理由が大きいと思います。ネットの利用が少ない高齢者層には未だに信頼されている事実とも符合します。プラウダだけしか読めない国民はプラウダの信頼度を測ることができないのと同じです。

 また記事では朝日の中堅記者の意見として「問題はコンテンツ力の低下だ。街ダネも含めて共感を得られない記事が多い」を紹介しています。この記者の答が信頼度低下に対するものであるならば、ちょっと首を傾げたくなります。こういう感覚のズレが根っこにあるのならば問題はさらに深刻です。コンテンツ力は信頼度と関係なしとはいいませんが、問われているのは信頼性であり、面白さではありません。

 それにしてもこの1月には、秘密にしていた朝日の高い給料(「55歳年収2,100万」 朝日総局長が流出させた驚愕「家計情報」)が漏れたりと、防衛省のように情報漏洩事件が続きました。

 しかしながら新聞社という公共性の高い企業は本来このような情報を隠蔽すべきではありません。他に対して透明性を云々する前に自らの透明性を高めるのが当然でず。こういう姿勢が信頼度の低下に結びつくのでしょう。

 朝日新聞の一読者として、テレビのワイドショーやスポーツ紙とは一線を画した、信頼性と品格のある新聞を期待したいものです。