蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

どこか・とおくへ・いきたい:稚内へ日本海沿いを走る(8/2)

2012-08-09 21:36:31 | 車でブラブラ

稚内へは高速で旭川の先まで行って、そこからR40を北上するのが一般的な様だが、ワタクシ、急ぎませんので、日本海沿いの下道で行くことにする。

2日10時、小樽を出発。R5~R337~R231、石狩へ。

Imgp3460 産業道路の様な道。左側の奥には石狩の港があるらしい。

Imgp3462 石狩川を渡る。

Imgp3465 日本海沿いの道が始まる。

オートクルーズを70キロにセットする。その位の速度なら、ノンビリ周りの風景も楽しめます。

Imgp3466 山が迫った日本海沿いの道。山陰地方の海沿いに似た風景。

ここからトンネルが続く。スゴク長いのもあって、その中をかなりのスピードで追い抜いて行く車もあった。アア怖ワ、しかし対向車はないしねぇ。

Imgp3467 トンネルが途切れかけた所にPAがあって、ここでオシッコ。これは白銀の滝。
ここは、沢山のトンネル工事を伴った、R231の開通を記念して作ったPAらしい。
この辺りは雄冬と言うそうで、R231が出来るまでは陸の孤島だったとか。

更にいくつかのトンネルを抜けると増毛、その先に留萌。

Imgp3468 やっと稚内の表示が出て来た。ここからR232になる。

Imgp3469 その先は丘が迫った日本海沿いの道になる。

Imgp3471 発電の風車が並んでいる。

Imgp3473 この辺りは鬼鹿と言うらしい。少し手前から「ウニ丼」「イクラ丼」の看板が並んでいて、ニシン番屋が保存されている道の駅を過ぎて、最初の寿司屋に飛び込んだ。

木曜日の午後2時前、先客は5人。カウンターの中にはオジイチャンの板前さん1人。
ウニとイクラの間にお好みのサシミをのせた三色丼¥2,000.-をお願い。
「お薦めの魚は?」
「今日はヒラメです、そこの海で獲れたンですよぅ」と、若オカミがニコっと薦めてくれた。側で女の子が遊んでいる。
奥ではオバアチャンが汁モノを作っている。
このスマシ汁も美味かった。魚ダンゴにササガキゴボウとネギ、中華スープの様なコク。
そして、三色丼は当然、美味かった、スゴク美味かった。

この店の名刺の裏に「日本海おにしかに来た時は、さしみごはんを食べて下さい。めん類や肉の入った料理は、街の専門店で食べて下さい。」と書いてあった。ナルホド。

ここから山を一つ東へ越えると、大正時代に開拓民の女性数人がヒグマに喰い殺された、獣害事故の村があるらしい。後で入ってきた若者がオジイチャンに道を訊ねていた。

Imgp3477 またもや発電の風車が続いている。

Imgp3478 天塩から道道106に入り、先はサロベツ原野。

この辺り、何故かダンプが多い。ゴォ~ッと走りすぎて行く。
 

Imgp3479 そして風力発電がズラ~っと並んでいる。

ビジターセンターの案内板があったので寄ってみた。

Imgp3486 ビジターセンターには観光客はいない。管理人のお爺さんが一人。当然、売店もない、イイ所です。

Imgp3487 展望台があった。

上に登ってグルっと見た風景。

Imgp3480 北側にあるのは長沼。

Imgp3481 左手遠くに、雲がかかった利尻が見える。

更にグルグルッと廻った景色。ズゥ~っと平坦地が広がっている。

Imgp3482 Imgp3483

Imgp3484 Imgp3485

Imgp3488 サロベツ原野に沿って稚内への道は続く。

17時、稚内のホテルには迷わずに着いた。入口には「中学校卓球大会様歓迎」の看板があった。
どうやら、卓球少年少女と同宿らしい。

部屋に荷を下ろし、道産の美味いモノを喰らいに行くことにする。

ホテルフロントでエエトコありませんか、と訊くと、「フッコウ市場」と言う、温泉と土産モン屋とレストランが備わった観光設備が近くにあるとか。
しかし、観光客が集まるアミューズメントへは行きたくない。

とりあえず、ホテルでもらった観光案内を見て、まず商店街へ。

しかし、夕暮れ時でもあるし、稚内駅近くの商店街に、ほとんど人は歩いていない。
シャッターが降ろされている店も多い。とにかくサビシイ。
その続きの飲食街。しかし、まだ酔っぱらいは出没していない。
ここもサビシイ。まぁこの国の最北地ですモンね。

感じる気温は、関西の11月初め位、半袖ではかなり寒い。それでもイイ雰囲気、サビシイけどアリガタイ。

開いている店も、ナンカ1人では入り辛く、スーパーの総菜コーナーを覗いても、モノはほとんど売り切れ。
ワタクシ、この北端の地で、メシ抜きになるンでしょうか。

結局、ホテルフロントのオジイサンが教えてくれた「副港市場」へ。
そこは昔の樺太へと続く駅を復元した観光施設だった。

しかし、ここもサビシイかった。
温泉設備へ出入りしているお年寄りがチラホラ。1Fの食堂と土産モン売り場は閉まりかけている。

かろうじて開いていた2Fの和食レストランへ。
客はほとんどいない。とりあえず、ビールとサシミとトリ唐揚とイクラ丼を頼む。
ウェートレスは可愛いギャルだった。

こんなサビシイ北端の観光施設にも可愛いギャルがいる。
そして、ボタンエビとイクラ丼は美味かった、すごく美味かった。

そこそこ贅沢な最北端の夕食となった。ゴチソウサマ。


どこか・とおくへ・いきたい:小樽の観光地をブラブラ(8/2)

2012-08-09 08:42:44 | 一人ブラブラ

小樽は神戸に似た坂道の街、2日朝、昔の商業エリアをブラブラした。
気温は20℃チョット、涼しい、関西での10月頃の空気を感じる。

Imgp3441 ホテルを出ると、坂の上方向に小樽駅。

Imgp3442 坂の下には港がある様ですナ。

Imgp3443 古いビルに絵本・児童文学研究センターがあって、1Fにはコンビニ。

Imgp3444 日本で3番目に出来た鉄路、手宮線跡だそうです。

Imgp3446 昨夜ライトアップされていた旧三井銀行、現在閉鎖中。

Imgp3447 三井銀行に対面している旧越中屋ホテル、当時はイギリスの観光ガイドブックにも載っていたとか。最近まで別のホテルがやっていたらしいが、現在閉鎖中。

Imgp3448 周囲の案内板、銀行跡だらけ。

Imgp3450 左は拓銀跡、右は三菱銀行跡、どちらも今はホテルだそうです。

Imgp3451 戦前は北のウォール街と呼ばれていたあたりとか。左は第一銀行跡、中を覗くと、今はスーツ屋さん?いやクリーニング屋サン?上着がズラ~ッと吊り下げられていた。

Imgp3452 古いお店に色んなミヤゲ屋サン(?)。

Imgp3453 古い商店が続いている。

Imgp3454 有名な小樽の運河、観光客を載せて案内する人力車。

Imgp3456 まだ9時なのに、そこそこ観光客が集まっている。

Imgp3457

Imgp3458 運河の向かいには古い倉庫、中は博物館らしい。

Imgp3459_3 神戸の異人館街にもよく似たバスが走ってますナ。

古い建物、街並みの残存量は神戸より多いと思う。
ホテル、レストラン等に上手く転用されている様だか、商売が維持できるだけのお金を、観光客は落してくれるのだろうか、余計なお世話ですが。
しかし、潰して新しいモノを建てて何かをするにしても、人口の減少傾向が続く中、元は取れないケースはよくあることだし、まぁワケの判らん勇ましいデベロッパーとかが、活性化などとの名の元にアホなことをしない様、祈るばかり。余計なお世話ですが。

もっとウロつきたいが、観光客も湧き始めたし、今日中に稚内に着かないと行けないし、北へ向かって出発することにする。