蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

またもや、車のバッテリー放電ス

2018-05-31 02:44:05 | 車でブラブラ

最近自分でも呆れてしまう、ただ笑うしかない愚かなミスを度々してしまう。
いよいよボケてしまって、モウロクジジイになりつつあるのか。いずれにせよ、残り20年程の人生だ。

昨年は神戸で、停車中のライトバンの横をすり抜けようとして、その車のサイドミラーを破壊してしまった。
一旦停止し、ゆっくり通過すれば済んだことだった。ズボラもモウロクの始まりなのか。

その後安曇野への引っ越しが済んで、車を小屋の中に止めれるようになり、バッテリーを放電させてしまった。
小屋の中で車を止めるという事は、エンジンを切ればオワリという事だと思っていて、その前夜、少し車を後退させ、シフトをRにしたまま寝てしまった。そして翌日、車はウンともスンとも言わず、バッテリーは完全放電。
正解はシフトをPにしてキーを抜ける状態にする。そうしないと完全に電源は切れないそうだ。
よってその後は毎回キーを抜いて、再度差し込むことを習慣付けた。

しかし1年弱で、その習慣は飛んでしまっていた。
5/17、エンジンが掛からない。シフトはPになっていたが、キーは抜ける状態になっていなかった。やはりボケていた。

さてどうするか。
昨年はディーラーの担当者にSOSした。長野のディーラーと接触するいい機会だった。
夕方TELして、担当者は夜に来てくれた。
ブースターケーブルを繋ぐものだと思っていたが、彼は片手に載るほどのBOXをバッテリーに繋いだ。しかしダメだった。ブースターケーブルを繋いでもダメ。結局バッテリーを交換した。

今回はもういくら何でも、彼には甘えられない。昨年は少し早いがバッテリー交換時期でもあった。今年はそれはないだろう。
取りあえずネットで、昨年彼が持ってきたBOXを調べてみた。
それは“ジャンプスターター”と言う製品らしい。モバイルバッテリーとしても使えるらしい。
価格は¥3,000.-~、3リッター用となると¥5,000.-~、しかし知らないメーカーのモノばかり。この製品、大丈夫なのか。
一応1年保証らしい。ともかくテキトーに手配。
モノは2日後出荷、しかし出荷連絡メールがナント出荷2日後、郵便受けには佐川の不在通知が入っていた。
直ぐに再配を依頼、結局モノは手配後4日で到着。
しかし、何やエエカゲンな店、どうも女性一人でアパートの1室で営業している様子。当然納品書等はナシ、ポリの袋にパッケージが入っていただけ。
ただパッケージを開けると、モノはモバイル用のケースに入っていて、英独仏西和の取説、保証書、検査書等もチャンと付いていた。

早速、取説通り付属のケーブルでバッテリーの端子に繋ぎ、キーを廻す。しかしウンともスンとも言わない。
バッテリーの電圧は2V、インジケーターは“要充電”、次に“強制起動”というのをやってみてもダメ。ン?、なんでやろ?、何度か繰り返してもダメ。
そもそもコイツはちゃんとした製品なのか、メーカーは聞いたことないし、店の対応もエエカゲンだったし。
昨年同様、バッテリー交換しかないのか。それとも車自体がどこか異常なのか。なんせ15年目、20万キロ以上走っている。何があってもおかしくはない。
取りあえず、バッテリー交換にあたって、本体固定ナットとか、端子固定ナットのサビを落とし、緩むかどうか確認した。そして片づける前に最終トライ。
するとナント、セルは起動し、エンジンは廻った。もうダメかと思っていたので、逆に驚いた。しかし確実にエンジンは廻っている。
これ、ヒョッとしてサビによる接触不良?、電気関係の作業で、最初にやっておくべきことをしなかっただけ?、それをしていなかったのに製品や車を疑っていた、となると、やはりモウロクしている。
15時半を廻っていたがその後、栂池ゴンドラ駐車場まで、往復約2時間、100キロを走る。
そして小屋に戻り、これからはキーを抜き、センターコンソールの上に置くことを習慣づけることにした。絶対、今後はそれを習慣とする、絶対。
しかし、気が付けばまた、キーを差し込んだまま、シフトはRかDになっていて、エンジンが掛からない、と言う笑うしかない事態が目に浮かぶ。ボケとかモウロクは、絶対とか習慣とかとは、別の所に存在しているのだ。

ところで5月にはもう一つ、これも笑うしかない愚かなチョンボをしでかした。

我が台所には、システムキッチンなどシャレた設備はなく、SUSで組んだむき出しのシンクとか調理台が並んでいるだけ。
その日、床に落としたメモを拾おうとして、シンクの排水ホースと床の排水口との接合部にあるキャップが、浮いていることに気付いた。それが浮いていて、排水が溢れることはないのだが、何か気になり、キャップを床側にスライドしようとした。
しかし、ホースは螺旋状の樹脂で補強されていて、キャップとの嵌め合いが固く、屈んだ状態では中々スライド出来ない。それでそのホースをシンク排水口から外した。その時点でシンク~床にはホースはない。
キャップを捻じりスライドしていたら、ホース内部のヘドロ状の汚れに気付いた。そしてそれを流そうと、蛇口をひねる。
当然水が出てきて、汚れを洗い落とす。その刹那、気付いた。シンクの下についていて、床の排水口に繋がっているホースは、シンクの中にある。そして足元、杉材の床にバシャバシャと、汚れを落とした水が流れ出た。シンク排水口を雑巾、布巾で押さえるべきだったが、とにかく呆れて、ただ笑っていた。

ナンデこうなる事に気付かなかったのか。ボケとかモウロクとはそういう事なのか。
この日の午前中は、炊事場床の掃除で終わった。

まぁ人的、物的被害はなく、呆れて笑えたのでイイことにする。取り合えず、放電したバッテリーは生き返った。



 


神戸から憑いて来たヤツラ

2018-05-23 19:02:54 | 信州安曇野での出来事

4月は後半から、雨気味の日が断続し、山から少し遠ざかると、見事にダラ~っとした生活ペースに戻ってしまって、結局今シーズンは「スキー33日」で終わってしまった。雪解けも急に激しくなったし。

 そして5月になると、庭では雑草が咲き乱れる。

 このタンポポみたいなヤツは「地縛り」と言うらしい。

 これはヒメジォンとかハルジォンと言うヤツか。

 よ~く見るとピンクがかってカワイイ。

 これは何と言うのか、見たこともない可憐な花。

 色は青と言うか紫と言うか、しかしスミレではない。葉っぱの大きさも、形も、色も、雰囲気も、スミレとは全然違う。外来の新種(?)それはあるかも。

そもそもタンポポの多くはヨーロッパ原産、ヒメジォンはアメリカ原産だとか。
「この辺の庭やタンボに昔から生えているのは、全部外来種ですよぅ、ドンドン取って行かないと、コレも、アレも」、と隣家Мさんの奥さんは、関西では見かけない雑草をブチブチ引き抜いていった。彼女の実家は大町のタンボ地主だそうだ。

風や鳥がタネを運ぶ範囲を、ニンゲンが遥かに超えて移動するようになり、二ホンの野山は外来雑草だらけ。ニンゲンの欲望はドンドン生態系を破壊し続けている。

とは言え、安曇野を終の棲家としたワタクシの欲望も、この辺りの生態系にいないモノを、神戸から連れて来たかも知れない。

ここは神戸より北に200キロほど離れ、標高は約600m。
そのせいか、神戸・布引谷にウヨウヨいたムカデはいない。節足類はいるが、ズングリムックリしていて、タイガースカラーのあのムカデではない。
ウネウネと動く細長い生物ほど気味悪いモノはない。布引谷では、寝ていて首筋をチクッとやられた。それがいないのはありがたい。
また、カメムシはいるが、布引谷にいたヤツより一回り小さく、大量に湧いて飛んでくるイメージではない。
ヤブ蚊も少なく、気が付けば刺されて痒かった、という事もない。
夜、ウッカリ窓を開けてしまい、カスミのようなモノがフッと入ってきたことがあった。それは細かい蚊のような集団、しかし刺されることはない。
要するに虫は小さく、沢山はいないのだ。

とは言え、神戸にフツーにいるゴキブリはいた。
昨年の4月、神戸から積んで来た家財類を下ろし、買い出しに行こうとした時、ン(?)、ソイツはカサカサと現れ、玄関の方にスッと消えた。
雪が積もる安曇野にもゴキはいるのか、さすが逞しいヤツら。
ただ、その後はほとんと見かけなかった。
そもそも庭の森の枯葉を描き分けると、ゴキに似た虫はいくらでもいるし、秋には似た色のコオロギが車庫の中で鳴いている。要は虫の世界に住んでいるのだ。

4月の終わり、シンクの下にゴキ現る。翌日また現れたので、トングで捉えて窓から放出した。このトングはBBQ用、新神戸の¥100ショップで見つけて、カメムシ捕捉用として布引谷で使っていた。

 そしてナント、この調味料BOXの裏に、ゴキは巣(?)を作っていた。デカイのとチッチャイの各1匹をドンクで捉え、放出。死骸の一部とタマゴ(?)フン(?)、何かよく判らないコゲ茶色の汚れをキレイに掃除した。1匹は逃げて行った。

5月になり、昨年同様アリ軍団現る。ガムテープで捉え、屋外に殺アリ用の粉を撒く。現れた辺りの屋外を観察すると、必ずアリの軍団が活動している所がある。そこへ殺アリ粉を撒くと、翌日には軍団は退散している。
また侵入予防処置としてこの時期、小屋の周りの活動中のアリ軍団に、この殺アリ剤を撒くようにしている。昨年同様、今年も2ビン撒いた。今のところ、侵入されてはいない。

そして、またゴキ現る。トングで捉え放出。4月の終わり、巣を掃除して10日後だった。
その後も不定期にゴキは現れ、トングで捉え放出したり、逃がしたり。そして20日、遂に誤って踏み潰してしまった。

しかし、昨年はほとんど見掛けることなかったゴキ、今年は何故こんなに多いのか。隣のMさんに、お宅はどうですか、と訊いてみた。
「イヤ、この辺にはゴキブリはいないよ、今まで家の中でも見たことない、一度もないよゥ」、エエッ!
「独りじゃ寂しいからって、神戸から連れて来たンじゃないのォ、取り憑かれちゃってるンじゃないのォ」、そんなアホなぁ。
「捉まえても放り出しただけじゃあ、また入ってくるンでしょ、カワイソだけど、チャンとコロさないと、頼むよォ」  

昨年4月に見たヤツは、安曇野に先祖代々棲息していたヤツではなくて、神戸から積んで来た家財類についていたのか。そしてその後、この小屋で繁殖、越冬したのか。

「一寸の虫にも五分の魂、むやみやたらにコロしたらアカン」、5歳までオバアちゃんからそう言われていたワタクシ。
それで窓から放出していたのだが、今後はトングで捉えたら、殺虫剤を吹きかけるしかなさそうだ。
なんと言っても、コトは安曇野の生態系の問題、ゴキの殲滅はワタクシの使命(?)、いやはや大変なことになった。