17日、前週末からの雪で、栂池高原の積雪はやっと3m越え、これでやっと例年並み。
神戸の我が家の駐車場でも車はウッスラ雪を被り、名神は滋賀辺りから降雪、SAの積雪量は多賀の方が、中央道・駒ヶ岳SAより多かった。
しかし安曇野ICまでは順調に来たが、そこから先の地道が積雪で、40キロに満たないノロノロ運転、固まった雪の上をガタガタと進む。
通常より30分以上遅れ定宿に着。
鐘の鳴る丘のブッシュは、スッカリ雪に埋まった様子。
栂の森の藪もだいぶ埋まった。
ゴンドラ中間駅まで降りて来て、板を脱ごうとしていると、新しいファットのロッカーを履いたSさんに声を掛けられた。
その後、栂の森まで一緒に上がったが、Sさんは用事があるとかで、そのままご帰宅。
左ターンがナンか変で、無理矢理廻そうとしてハデに転倒、フッ飛んで着地した所に、外れた板があり思いっ切りニードロップ、イテテテテ。
その後も、非圧雪エリアでヒールピースがいきなりカパッカパッと外れ、今度は前にフッ飛んで顔から着地、嗚呼、ナサケナイ。
結局この日は栂の森~鐘の鳴る丘を1回、栂の森~中間駅を3回往復してオワリ。
18日、今季初めての快晴。大阪の小学校が今年もスキー教室をやっている。
朝食時、「今日は天気良くて、当然登られるンでしょ」と、若女将から言われ、まぁとにかく行けるトコまで行ってみることにする。
林道ではハクジングループがワイワイ、ガヤガヤ。栂の森からシールで登って来たニホンジンアベックが挨拶をして通り過ぎて行く。直ぐガイドに連れられた5~6人のハクジンがやって来て、何やらレクチャーを受けている。ゲレンデもバックカントリーもハクジンだらけ。
10時前、出発。
林道は圧雪されておらず、只々先行者の跡を辿るが、直ぐに後続者の気配。仕方なくトレースを譲ると、オジイサンが二人、「良い天気ですねぇ」。このお二人、ワタクシよりかなり年上、なのに軽々しく先行、アッと言う間に見えなくなってしまった。
早大小屋からのショートカットを過ぎると、本日の先行者はウサギちゃんだけ。
最初の谷のショートカットは全くトレースなし。ヒザ下辺りのラッセルとなる。
ヒイヒイ言いながら登っていると、またもや後続者の気配。しかしどうせどこかをラッセルしないといけないワケで、気にせず進んでいると、「コンニチワァ、お楽しみの所スイマセンが、トップ行ってイイですかァ」、育ちの良さそうなニホンジンの若いアベックだった。
「どうぞ、どうぞ、ボクもその方が助かるし」、彼らは少し離れてワタクシをかわし、先行する。その後、自然園の方へトレースを刻んで行った。
11:20過ぎ、成城大小屋着。
直ぐに学生グループと思われる数人がやって来て、指導者らしき教員から、現地点を地図で確認し、これからのルートを見極めろ、とか指示されている。昔ながらのマジメな山岳部らしい。
天狗原への登り、先行するのはガイドに連れられたガイジングループ。
周りにやたら藪が目立つ。若いボーダー二人組が、強引に追い抜いて行く。
台地に上がり、緩斜面を進むと、祠の手前で突然急になり、真っ直ぐ進めなくなった。こんなコトは初めてだ。
14:10過ぎ、天狗原着、林道から4時間以上も掛っている。フ~ウ、あぁシンド。
祠の周りには誰もおらず、南からの風が相変わらずスゴイ。
北側に移動し岩陰でシールを外し、下る準備をする。
状態は、新雪の深雪で、相変わらず苦労する。ゲレンデ同様、左ターンが上手くいかない。左右1回ずつターンするとフウフウ、ゼイゼイ、暫し休憩。
そして遂に左ターンで吹き溜まりに突っ込んで、埋まってしまった。そこから抜け出すのに、又々フウフウ、ゼイゼイ。嗚呼ナサケナイ。
なんとか林道へ出るも、谷へ下る体力、脚力なく、只々登りのトレースをトロトロ進むだけ。
ヨロヨロしながら数ヶ所ショートカットし、最後は早大小屋へ出て、栂の森のゲレンデへ戻りホッとした。
栂の森カフェテリアの前で時間を確認すると、15時半を過ぎている。
フツーなら、定宿に戻っている時間だ。早く帰らないと、余計な心配をさせてしまう。
しかしサッサと滑れない。10ターンもすると、太ももが痛くなる。一服する度にヘコタレテしまいそうになる。
なんとかゴンドラ下の駅まで辿りつくと、運転が終了したとのアナウンスが流れていた。定宿までは、あと数100m歩くだけ、しかし脚がツリそうになる。
やはり定宿では皆さん心配されてい、ワタクシただ謝るばかり、「こっちへ移住後は、徹底的に鍛え直します」、と言ったら、「でももう歳だから、昔の様にはねぇ ・ ・ ・ ・ 」、と大女将から言われてしまった。
19日、晴天は昨日の一日だけ。
自然園だけ薄日が差しているのか、幻想的に明るく浮き上がっている。
鐘の鳴る丘のソリ遊びも、やっと営業開始らしい。
下界に陽が射して来た。
ハンノ木の中間あたりで一服していたら、Sさんが下って来た。一応登る準備はされてきたそうだか、スッキリしない天気なので、ゲレンデを滑るだけにしたそうだ。
その後、一緒に滑り、最後は駐車場でお別れした。
結局この日は、栂の森~鐘の鳴る丘を3回、栂の森~中間駅を2回往復してオワリ。
20日は、ほぼ除雪なしで車を出し、また安曇野・山小屋の現場へ寄る。
ガレージドアは外壁と同色で塗装が済んでいた。
来週末には引き渡し出来るそうだが、来週定宿は保育園児で満員になるので、来れない。結局、再来週、2/3の引き渡しは、予定通り。
前週、忘れていた穂高神社へ初詣、前年のお守りを納め、今年のお守りをゲット。
降雪の中、木曽路R19経由で帰る。