蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

深夜に庭の茂みで蠢くヤツ

2018-07-31 17:54:28 | 信州安曇野での出来事

 南西方向の森には、病気持ちのキツネがいるらしい。ニンゲンを見ても逃げ廻らないので、病院にでも連れて行ってやりたいが、いくら何でも野生動物だから問題あるしネ、と隣人のMさんは言っている。
森の中には小川が流れていて、エサとなるカエルもいるのか、Mさんのワンちゃんはそこでヘビの死骸を見つけ、木々の剪定をしていたMさんは、枝に巻き付いているヘビを見つけたそうだ。ワタクシ以上にヘビが苦手なMさん、「おっかねぇ~」
いずれにせよ、他人様の土地、ヘビもいるし、ズカズカ入る気はしない。

7/26深夜、相変わらず酔い潰れ、屋根裏の万年床にダウンして暫し、庭にガサゴソ蠢くヤツがいる。
枕元に置いていた懐中電灯で照らすも姿は見えず、ただガサゴソ蠢いている音がするだけ。

クマほどの大きさではないと思う。昨秋、脱糞して行ったハクビシン(?)なのか。

 この茂み辺りにヤツはいた。

7/31の昼下がり、フト外を見ると、南側の私道を歩くサルがいる。その道は昔から自分の道、そんな感じて悠然と歩いている。 

 そしてヤツは、自分のヤサに帰る様な感じで、我が庭に入って来た。背を伸ばして手前の枝に触れていた。枝はワタクシの背丈ほど、ヤツはそこそこデカイ。

 悠然としたペースなので、シャッターチャンスはいくらでもあったのに、ツラを含めたショットが撮れなかった。

そしてヤツは庭の茂みに入って、しばらくガサゴソ蠢いていたが、その後Mさん宅を素っ気なく横切り、西方向へ消えて行った、悠然と。
西方向には常住の家が数軒あって、ペットの小犬がいる家もあるが、それらが吠え騒ぐことはなかった。

いずれにせよ26日深夜、庭でガサゴソ蠢ていたヤツはアイツらしい。安曇野で初めて現れたケモノだった。

 


結束バンドをブチ切ったサクラの幹の強靭さ

2018-07-11 10:46:34 | 信州安曇野での出来事

7月になって雨が続く朝、郵便受けが落ちていた。

 何も入ってはいなかったが、取りあえず軒の下へ置いた。

 この郵便受けは昨年2月、安曇野市役所に住民票を移した日、庭のサクラの幹に結束バンドで取り付けた。裏に取付穴が3列6ヶ所開いていたので、そこに30センチの結束バンドを2本繋いで、3列に通し締め付けた。

そのバンドの1列が前月、切れていた。そこそこ対候性もあるはずなのに、1年半弱で劣化したのか、と思いながら、放置していた。どうせ大して郵送物はないし、ここ安曇野では、無用なチラシを投げ込まれることもない。

しかし、残りの2列も切れてしまった。

7/10、大雨は過ぎ去って、郵便受けを再度取り付けることにした。
当初の計画は敷地の一番入口に、柱でも立てて取り付けるつもりだった。サクラの幹はあくまでも仮設置。

 しかし1年半が経ち、柱を立てるのもメンド臭くなり、取りあえずまた、サクラに取り付けておくことにした。

 取り付ける前に、周りの枝葉、灌木を伐採。今の時期、安曇野の森では何をするにも、まず伐採、そして伐採。

本体裏の穴に、バンド2本を連結して通し、左手本体を持ち上げ幹に当てて、右手で結束バンドを廻して締め付ける。しかし中々結束バンドの穴に先端がスッと通らない。と言うか、ナンカ短い。
ン(?)通らないのではなく、穴に先端がチョコっとしか届かないのだ。
ナンデ(?)、昨年と同じ要領でやっているのに。切れた昨年のバンドを確認するが、連結は2本だ。しかしそれでは確実に短い。

これは要するにサクラが成長し、幹が太くなっている、と言う事だった。つまり結束バンドが切れたのは、耐候劣化などではなく、サクラが成長してブチ切ったのだ。

¥100shopにあった一番長い、この長さ30センチの結束バンド、引っ張り強度は22kgとなっているが、そこそこ太い。悪党とか異常な権力者は、弱小者を拘束するのにも使うそうだが、確かに使えそうだ。
しかしサクラは自らを拘束しているそれをブチ切った。樹木は強いのだ。
「木は強いよゥ、特にこの時期はドンドン下から水吸って太くなるノっせ」、隣人のMさんは、山で木を切るのが仕事。木の強さはよくご存じ。

 結局、3本繋ぎにして取り付け終了。幹の養生のため、挟んでいだ板には、クッキリと跡が残っている。 

 やはりサクラを締め付けるのはもう止めて、当初の計画通り、柱を立てて付け替えるべきかもしれない。

「イヤ、そこでイイでしょ、森の中の郵便受けらしく、イイ感じだし、チャンと養生もしてあるし」、杣人・Mさんにそう言われると、悪い気はしない。そう言えば、小川村の建具屋サンもそんなことを言っていた。

次回サクラがバンドを切るのは一年後(?)、どうするかはその時また考えましょ。

 

 


モウロクが進むオヤジの、ヤバかった先週末

2018-07-09 23:38:52 | 信州安曇野での出来事

先月末から雨がちで、ただでさえ何もする気がしないワタクシ、当然この数日間は何もせずダラ~っ、デレ~っと引きこもり。

何年も前から、20時頃酔いつぶれて、一度目の気絶。日付が変わる頃、一度目の蘇り。炊事の後片付けをし、風呂に入るとまた呑みたくなって夜明け前、二度目の気絶。二度目の蘇りは世間が動き出して数時間後。
そしてその後、ダラ~っ、デレ~っと何もせず、いつのまにか日が暮れて、また一度目の酔いつぶれとなる日が多い。

雨が降らなければ、取りあえず今はウルシの伐採、伐根をしないといけない。
しかし「まぁムリせんで、別に誰も困らんのだから」、と隣人のMさんに言われると、確かにその通り。世間とほとんど繋がりなく生きているのだから、ワタクシが何かをしないと困る人はいない。自分自身も困らない。

しかし先週末、西日本は大雨が降って、10万人規模の避難者が出始めた日の夜、運転免許が翌日切れることに気が付いた。

これはエライ事、酔いつぶれてはいられない。

通知ハガキは数か月前に届いていて、忘れぬようにテーブルの眼の届くコーナーに置いておいた。しかしその上に次々と色んなものを置いて、結局は眼の届かない状態になり、誕生日が来たことは認識していたが、免許更新はスッカリ忘却のカナタ。やはりモウロクは進んでいる。
これはしないと困る。非常に困る。明日は何がナンでも塩尻の更新センターとやらに行かねばならぬ。

更新センターはR19沿いにある。神戸から雪山通いをしていた頃、中津川、多治見辺りまで下道を走っていた時、前を通ったことがある。
受付は14時まで、つまり明日、行けたとしても夕方ではダメ、遅くとも午前中に安曇野を出ないといけない。その夜は二度目の気絶の前に、屋根裏の万年床に倒れ込んだ。

翌朝は8時に安曇野出発、9時半の受付に間に合う様、念のため高速を利用。信州でも出勤時は渋滞するのだ。
大雨警報がアチコチで出ていたらしいが、高速が止まっていたのは駒ケ根IC以南から、中信は穏やかな小雨の朝。

更新に必要なのは、免許書と更新通知ハガキだけでいいとか、つまり手ブラでコトは終わる。
兵庫県、明石の更新センターでは、ハンコが要った記憶があるが、長野ではいらないの?、だとしたら、それはとても良い事。大体“三文”で手に入るハンコを押して、コトがオーソライズ出来るなんて、そんなバカなことはない。 

今回のワタクシは準優良者講習になるそうで、1時間の講習で有効期間5年の免許証をめでたくゲット。
前の免許書は2ヶ所パンチングされて戻って来た。これも兵庫県ではなかったこと。思い出と記録の中で生きているワタクシにとって、穴が二つ開いて、明らかに無効と判る旧い免許証を、ゴミだとは思わない。

結局更新センターで拘束されたのは1時間半、全ては午前中に終わった。 

しかしホントにヤバかった。と言うかラッキーだった。
隣人Mさんは、更新を忘れ、直ぐ申告したが、変に疑いをかけられたり、色々ややこしくて大変だったらしい。
私鉄や路線バス、タクシーもロクに走っていない信州のイナカでは、運転免許がなければ、生活出来ない。デカイ作業車も動かす大型免許持ちの杣人、Mさんは仕事が出来ない。大変だ。 

 7/9、やっと晴れ上がった安曇野の森。

 朝の室温は23℃、外は27℃。まだ快適だ。