蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

ワタクシよろこび、庭駆けまわり

2018-01-28 12:10:08 | 信州安曇野での出来事

 1/22昼過ぎから、遂にドッシリと雪が降り始めた。

 1/23、8時、遂にシッカリ積もった。

 玄関を開けると、前夜歩き回ったトレースがウッスラ残っている。

 前の道にはМさん宅への、朝刊配達のわだちが残っている。

 雪止めも樋もない小屋、屋根雪がずり落ちている。

 安曇野での初めてのシッカリした積雪、ワタクシは喜び、庭駆けまわる。

 ついでに近所を一周してみる。

 表へ出ると、いつもの朝と同じ、制服を着た女性が軽四で出勤中。

 積雪30センチ位、ラッセルをすると言うほどではない。このままで車も走れそうだ。

 屋根雪はかなりエゲツなくずり落ちている。このままでは車庫の扉が開かない。スコップを庇の先にズンッと突き刺すと、ドサッと落ちる。

10時過ぎ、近所のパン屋へ行こうと、表へ出ると、Мさんご夫妻により、前の道50m程の除雪は、ほぼ終了。「気にセンでエエよ」、と言われた。

1/24、3ヶ月振りの散髪、床屋は2キロほど離れたところ、散歩を兼ねて歩いて行く。この雪の中、ザックを背負って歩いている女性も何人かいる。

近道を探して、歩いて行くと、別荘地の森を出て、目の前には田んぼが広がっていた。
床屋がある方向はすぐ判ったが、とにかくだだっ広いので、ブォ~っと猛烈な地吹雪が時折り吹く。
雪山用の服装なら、なんとか耐えられるレベルだが、アウトドァブランドとは言え、街用のジャケットなので、これは辛い。こんな状態に晒され続けたら、遭難してしまう、チョットコワくなった。

何とか農道へ出て、床屋へ到着、「エエッ、こんな風の中、歩いてきたンですかぁ」、呆れられた。

散髪が終わって、帰りはいつも通っている森の中の道。
すると脇道から下校中の小学生が数人出てきた。ふざけながら歩いている。彼らは風よけのあるルートを知っているらしい。

10年ほど前のクリスマスの連休、西穂独標へ行った。
初日は曇天で西穂の小屋泊まり、2日目晴天の独標へ登り、その後上高地に下って、穏やかな河童橋辺りをブラブラし、坂巻温泉へ泊った。
雪はその夜から急激に激しくなり翌朝、車は完全に雪に埋まっていて、周りの景色は前日とは全く変わっていた。
ワタクシはまた、冬山用のオーバージャケット、パンツを身に着け、車を掘り出し、チェーンを巻いて帰路についた。
しかし、奈川渡ダム手前の左カーブでスピン、後部をガードレールに激突させ横向きに停止。幸い対向車はなく、単独事故で済んだ。

中部山岳地帯の冬は怖い、ナメとったらエライ目にあう。その時、つくづくとそう思った。
前日の地吹雪もコワかったし、このまま降雪がドッシリしたペースで続けば、前の道の除雪も、Мさんご夫婦に甘えておくわけにはいかないはず。

 しかし幸い、その後雪は降り続かず、1/25、安曇野では穏やかな午後の風景。

 

 

 

 


安曇野からの雪山通い2回目、風は吹きまくり、雨は降りまくり

2018-01-21 12:00:31 | 山とスキーでブラブラ

安曇野からの雪山通いと言っても、神戸から安曇野までの高速道移動500キロ弱が省略されただけ、特に何も変わらない。積んでいくもの持っていくもの、全て今までと同じ。

 1/16、スカッと晴れわたらない天気。

 この日も、上の鐘の鳴る丘はリフトが止まっていて、丸山から上に行く。

 ヒットパークとやらが出来ているが、飛べないワタクシには関係ない。

 白馬から小蓮華、白馬乗鞍の稜線を久しぶりに眺める。

 馬の背を下っていると、場内アナウンスがワイワイ、何か言っている。

強風でゴンドラが止まるらしい。今動いているのは確認のためらしい。
頭上を通過するゴンドラを見上げると、中に乗っているのは松川村のSさん、大きく手を振っている。ワタクシも、直ぐ上へ行きます、との意味を込めて手を振ったが、ゴンドラはもう止まっている。リフトを3つ、乗り継がないと上へはいけない。

 そして上へ行くと、今度は栂の森のリフトが止まっていた。

 1/17、朝から雨、かなりシッカリ降っている。

栂の森まで上がると雪になった。

 前日、鐘の鳴る丘でレッスンしていた中学校も、栂の森で滑っていたが、昼の休憩(?)なのか、ゴンドラで下って行った。

いずれにせよ、下は雨なので、栂の森の短いリフトで登っては下るを繰り返す。

 やがて飽きてきて、宿へ戻ることにする。ハンノ木コースに下ると、誰も滑っていかった。

 雨の影響で上部がナダレそうなのか、林道は閉鎖されていた。

しかし素直に戻れなくて、雨の中、丸山を2往復すると、ビショビショと言うかボトボトになった。

 1/18、ドンヨリしているが雨は降っていない。

 栂の森の未圧雪部の北側は、何故か入れないようになっていた。

馬の背が閉鎖されていたので、栂の森~ハンノ木~鐘の鳴る丘を往復する。

 鐘の鳴る丘の南端のエリアでやっていた、ソリを連結して蛇のようにクネクネ滑る遊戯、今年はなくなっていた。利用客を見かけたことは、あまりなかったから、ヤメて当然か。

 鐘の鳴る丘では、スキースクールのセンセたちが、チェアスキーのレッスンらしき講習をやっていた。チェアスキーに乗る身障者役もスキースクールのウェア、それとは別のウェアを着たセンセが色々と指示。身障者のスキーレッスン、いつから始まるのか。

1/19朝食時、若オカミが、「今週は風と雨、サンザンでしたねぇ」、「イヤ、今までもこんなコトあったし、これが山国の冬ですよ」と、安曇野に移住して初めての冬を過ごすワタクシ。

来週の定宿は、毎年行われる某保育園のスキー教室で、ワタクシは泊まれない。次回は再来週。 


安曇野から栂池・雪山通いを始める

2018-01-12 11:16:53 | 山とスキーでブラブラ

 1/9、いよいよ安曇野からの雪山通い、これを始めないと、信州・移住の意味がない。

9時前、小屋を出て、大町近くまで来てやっと路肩に積雪。ここまでは、何故か雪は少ない。

 例年同様、ゴンドラの事務所で、早割で手配していたシーズンパスを受け取る。

 風が強く、ゴンドラは中間駅まで。リフト乗り継ぎ栂の森へ着き、例年同様、シーズン開始の記念撮影。

 馬の背は閉鎖中。

 カフェテリアの看板が、今年から替わっている。
中に入るとカレー屋さんになっていた。何年も前から昼メシは抜きだったので、ここがカレー屋さんになっても何の影響もないが、自販機が一切なくなっていて、一日1回の缶コーヒー休憩が出来なくなっていた。しかも毎年シーズンパスに付いている、粗品のソフトドリンク券が使えない。まぁエエけど。

 鐘の鳴る丘の上の斜面は閉鎖されている。確かにいつも利用者はまばら、まぁエエけど。

その後、ゴンドラは動き出したが、栂の森のリフトが止まってしまった。何かスッキリしない初日。

 1/10、今年も朝食後は部屋でウトウトし、10時過ぎ、鐘の鳴る丘に出る。

 馬の背は開放されていたが、ほぼ全てのハクジンはコース入口の手前で、ツガパウとか言う入口から“藪”へ消えて行く。

 雪がシンシンと降って、圧雪されていない鐘の鳴る丘は、スゥーッと滑らず一度もターンしないまま滑り降りて、定宿へ戻る。

 1/11も10時過ぎに鐘の鳴る丘へ出る。

 少し視界が開けて栂の森を見下ろす。

 馬の背の入口には、ツガパウのエリアに仕切ったロープをくぐるな、との看板。しかし相変わらず、ロープをくぐって林道上部の斜面に、ハクジンはウヨウヨいる。

その斜面がナダレて、林道にいた女子大生が亡くなったのは、栂池通いを始めたころ。あの頃もハクジンはどんどん藪の中に入って行った。人が滑っていないマッサラの斜面を崩すのが、使命のようだった。
それなら少し登って天狗原の斜面に行ったらいいのでは、と思うけど。

今年もハクジンは多い。栂の森~ハンノ木はハクジンばかり。偶に中国人?いや韓国人?、しかし彼ら外人がいなければ、ここはガラガラ、リフトはもっと止まる?いやスキー場自体が閉鎖?それが商業スキーの現実。

 1/12、3日間積もった雪から車を出すのに30分近くかかった。

安曇野の小屋へ帰ると、3日間暖房をつけていなかった室内温は6℃だった。

取りあえず、安曇野からの雪山通い1回目、無事終了。


切り株の処理で歳を越し、安曇野でもクロマメ、ゴマメ、ニシメ

2018-01-07 17:07:01 | 信州安曇野での出来事

 12/31も切り株を叩き潰す。

 そして燃す。これで’17年もオシマイ。   

 明けて’18年、ホトケさんにクロマメ、ゴマメ、ニシメをお供えして、昼から呑む。

 1/2、雪のない安曇野。

 1/3、少し降ったが、このまま根雪となるのか。

 しかし1/4、融け始めて、切り株の処理を続ける。

1/5朝の室温、初めて10℃を下回った。

 1/7、前年引き出した最後の株を燃す。

明日は、栂池・雪山通いの準備をして、9日から、いよいよ雪山生活、メデタシ、メデタシ。