ここへ引っ越しして来てまず最初に、車庫の届をしに安曇野警察に行くと、受付カウンターの後ろにズラ~っと座っている警察官(?)、事務員(?)のほぼ全てがマスクを着けていた。
要するにケイサツ側にいる皆さんは覆面姿、それには正直、オドロいた。信州の警察にはフクメン強盗風が沢山いるのか。
しかし山国・信州は、冬は雪国・信州で、寒い、冷たい。よく見ると周りはマスク人ばかり。栂池・定宿の人達も皆さん、マスク人。
信州で暮らすには、冬は冷たい外気をマスクで遮断しないといけない、という事か。
しかしマスクが無くても別に不具合は感じず、自ら装着することはしなかった、マスクなくても寒ないし。
そして昨年、"コロナカ"がやって来た。緊急事態宣言とやらが出で、栂池スキー場も4月の初め終わりになった。ワタクシも、もうスキーは諦め、大町の病院と近所の歯医者に通う事にした。
昨年は、3月に栂池のゲレンデのテッペンで動けなくなり、信大病院へ1週間ほど入院。
動けなくなった原因は、高血圧で首の血管が切れ、運動神経を圧迫したため。長い間、高血圧のケアをせず、バチが当ったのだ。
そして信大病院で大町の病院を紹介され、降圧剤を貰いに行くことになった。
次に歯医者の方。
母親から移されるらしい歯周病、ワタクシもそれを保持していて、何のケアもしなかったせいか、歯は次々と抜けていき、昨年はブリッジで繋がっていたブロックが2ヶ所、カバッと抜け、元から生える自分の歯は1/4程になった。これではモノが喰えない。なので小屋から森を抜けて10分程の歯医者に通うことになった。
その後外部との接触はほぼなく、ズッと寝ていたが、"コロナカ"もズッと続いていたそうで、秋頃、歯医者に行くと「マスクをして下さい」と言われた。
持っていない旨応えると、「どうぞ」と不織布マスクを差し出された。しかし、ここは歯医者、マスクをしたままで診てはもらえない。結局、ほぼ付けることはなかった。
その後、大町の病院へ行くと、事務員(?)が玄関で待ち構えていて、体温を計られ、全く問題ないが、マスクをつけて下さい、と言われた。
ここでも持っていない、と応えると、自動販売機があります、と入口を指さした。マスクの自動販売機があることには驚いたが、チョコっと話して処方箋を貰うだけなので、「すぐ終わるから」と"強行突破"した。
診察室へ行くと担当医師は、マスクをしていないワタクシに、オドロキの眼差しを向け、マスクをして下さい、と言った。
無自覚者がウイルスを、アチコチでまき散らしている、特に病気持ちはコロナに罹るとヤバい、この間、コロナで亡くなった代議士は、糖尿病、肥満、高血圧だった、貴方も高血圧でしょ、と言われた。確かに!高血圧でここに通っているのだ。
そして、(マスクせずに)よく入れましたねぇ、と言われ、"強行突破"した、と報告。ホントにどうしようもない患者だ。
とにかく人混みではマスクをしなとダメ、と言われた、しかし、神戸の三宮と違って、ここには人がいない、人混みと言えるのか。
「2m以内に人がいると、人混みです」、担当医師はそう言った。
ホホゥ、人混みにそんな定義(?)、基準(?)、ルール(?)、そんなモノがあったのか。それならその根拠は?、そんな疑問が横切ったが、医師との"議論"はヤメた。
要するにウイルス如きでお話しするのはもう、ウットウしいし、バカバカしいし、メンドくさい。
そもそも、昔流行った天然痘、結核などで、人がバタバタ死んでいく状況ではない。騒ぐのが大好きなオバカが、繁華街に出て行って、ウイルスを移し合っている、と言うだけではないのか。
いずれにせよ、マスクを付けろと騒いだぐらいで、"コロナカ"はチョットやソットでは治まらないと思うし、"コロナカ"を何とかしたいなら、とにかく集うのを自粛するだけだと思う。
"人混み"の環境で、担当医師と長く話すのもそろそろ飽きてきて、処方箋を貰って帰ることにした。
玄関には先程の事務員(?)がまだいて、「次回はマスクして来て下さい」と、ジェントルに言われた。ワタクシは「ハイ」と応えた。
しかし次回は3ヵ月後、4月だ。その時は歯医者で貰ったマスクをしていこう。事務員(?)があまりにもジェントルだったので、彼の指示に素直に従う事にした。
1月になって、栂池スキー通いが始まり、例年通り白馬の松川畔の酒屋で地酒を買って帰る。数年前から信州移住民なので、地酒は近くのスーパーでも買えるのだが、10年以上の習慣なので、続けることにした。
しかし今年は店に入るとイキナリ、「マスクをして下さい!」と言われた。広い店内にはワタクシとマスクをした女将のみ。状況は"人混み"ではない。
ここでは近所のオバサンにもマスクをお願いしてる、自信タップリに、女将はそう言った。ワタクシはマスクを持っていないので、バンダナで覆面してイイか、と応えた。
冗談っぽく、強盗風マスクの話をしたのだが、女将はそんな冗談にのらない雰囲気で、「ハイ」と言った。ワタクシは北安大国の生原酒を買って、強盗風の覆面姿でお金を払い店を出た。そして、女将は特に無礼でも不愛想でもない対応だったが、もうここへは二度と来るのはヤメようと思った。
マスクを強制する人達には、今後も色々遭遇すると思う。しかし、今後も関わってイイ輩と、二度と関わりたくない輩がいるコトに、気が付いた。