自転車乗ってルと色々コワイ思いはするし、ヒドイ交通マナーを目にすることも多い。ゆっくり走っているから(ゆっくりしか走れなけど)、色々気付く事が多い。
ニンゲンは弱肉強食から成長して、全て平等、そして弱者救済になった、はず。
交通ルール、マナーも弱者救済、弱者優先、が基本のはず。
しかし、自動車は弱い自転車を優先しない事が多いし、自転車は弱い歩行者を優先していない事が多い。 その結果、弱い方はコワイ思いをする。
片側一車線の道、かなりキツイ登り、前も後ろも内側の一番軽いギヤに落し、路側帯に沿ってヨロヨロ登って行く。
横をグォ~っと追い抜いて行く車、コワイ。
やっと追い越し車線が設けられたエリアへ。
しかし、フツーの速度でそのまま追い越し車線を登って行く車。そして、それを走行車線から追い抜く車。
ワタクシの直ぐ側をグォ~っと通り過ぎて行く、コワイ。
追い越し車線と走行車線に分かれているのに、ゆっくり追い越し車線を走る車にも問題はあるが、だからと言ってそれを左の走行車線に出て追い抜くのは違反行為、のはず。
乱暴だし、お行儀悪いし、一番左をトロトロ走っている自転車にとっては脅威です。
しかし、この行為、以前ワタクシがやっていた違反行為。
左端を行く歩行者、自転車の弱い存在など頭には無かった。
大いに反省してます。もうしません、ゴメンナサイ。
先週の水曜日、須磨区の白川台、ひよどり台に出るために通過する坂の街。
急な道を一番軽いギャでヨロヨロ登って行く。 右側は団地、左は戸建が並ぶエリア。
上からワンボックスカーが下って来て、右折ウインカーを出して止まった。
そのまま右折して戸建エリアの方へスッと曲がればいいのに、ワタクシの直進を待ってくださっている。
運転席の女性、とても上品なマダムに見えた。
しかし、お待ち頂くには申し訳ない。
ワタクシ、そんなに速く登れません、どうぞお先に曲がって下さい、と手で合図。
女性は微笑みながら軽く会釈して曲がって行った。とても美しく見えた。
その一時間後、鈴蘭台西町を有馬街道方向へ進む。
左手前方に、大きな洋菓子のチェーン店がある。
その駐車場からゆっくりと軽四が出てきた。運転しているのは年配の女性。
と、後ろからけたたましくクラクションを鳴らして追いつくワンボックス、車高を落してマフラーはウルサイのに替えている(ワタクシも替えてルので、エラそうな事は言えませんけど)。
軽四はいきなり道路に出てきた訳ではない。フツーに出て来てフツーに走っているだけ。
なのに、このワンボックス、ひつこくクラクションを鳴らし、襲いかかろうとしているが如く、後ろから煽っている。
運チャンは若者、無精ヒゲを伸ばし(ワタクシも無精ヒゲ伸ばしてルので、エラそうな事は言えませんけど)、ナント携帯掛けながら、だった。
ワタクシの直進を上品に待機した美しいマダム、軽四のオバサンに襲いかかろうとしているが如くの若者。
弱者救済と弱肉強食、どちらも水曜の午後の出来事。
ところで、ヨーロッパではロードバイクを駆る人は騎士だそうで、だから見っともない、お行儀の悪い事をしてはいけない、と言う様な事が雑誌か何かに書いてあった。
ほう、そう言うモノか。
確かに、通勤、通学、買物で自転車に乗るのとは違う。何と言ってもそれに乗って遊んでいるのだ。
お行儀よく走らないといけない。よく理解できます。
当然歩行者の邪魔をしてはいけないし、お仕事で車を運転なさっておられる人の邪魔をしてはいけない。
自転車を載る時のワタクシは、弱者ではないかも知れない。
自転車に40年振りに乗りはじめた5年前、ウッカリ車道右側へはみ出したりして、よく車の邪魔をした。優先側の車を何回も停めた。
大いに反省してます。もうしません、ゴメンナサイ。
ただ現状、自転車が走れる歩道が多すぎるし、路側帯の無い(狭い)車道が多すぎる。
数人が横並びに手を繋いで歩ける、自転車通行可の歩道がある反面、片側2車線の広い車道に路側帯がない。
いつの間にか車両である自転車が歩道を走って当然、と皆さん誤解してしまう。
最近改めて、自転車は車道を走るもの、と言われ出した。
通行可の歩道があっても、極力車道を走れ、との風潮もある。とくにロードバイクは。
しかし、路側帯の無い車道、下りならそこそこ車の速度とシンクロさせて走れるが、登りでトロトロしているのは車の邪魔だし、もしぶつけられたら痛いし、自転車を意識しないジジイの漫然運転の犠牲にはなりたくない。
で、ワタクシ、登りで自転車通行化の歩道があれば、そちらを優先して走らせてもらってます。歩行者に遠慮しながら。
大体、この辺り、神戸西部の新しい道の多くは、自転車通行可の歩道が併設されているが、それが気前よく(気持ちも良いけど)広い。そしてほとんど人、歩いていない。
まぁワタクシが自転車で遊んでいるのはウィークディの午後なので、そんな時間帯に散歩するヒマな人はいない。
ここは三木の防災公園。最近よく立ち寄ります。 デカイ競技場、球技場が沢山ある、キレイに整備された広い公園。
ここへ、志染町窟屋から登る道は片側2車線で、しかも4~5人が横に並んで歩ける程の広い歩道が付いている。その距離2km弱、ほぼ直線。当然、気前よく自転車通行可。
車道の方も通行量少ないが、時々大型車がゴォ~と横を走るので歩道を使わせて頂いてます、歩行者を見た事がないし。
しかし、こんな広い歩道を作らなくてもイイと思うけど。
その代わり路側帯をもう少し広くすれば、歩行者、自転車、自動車が別々に通行できて、変な接触事故も起こらないはず。ただそれだけのハナシでしょう。
これは街中の道路でも言える事だと思う。
そもそも道路を計画した人、自転車が車両だと言う事、知らなかったンでしょうか。 アホクサ。