毎年、1月の第3週、20日頃、栂池の我が定宿は、東京の某保育園のスキー保育で満室、その週お独り様は泊れず、信州・雪山通いは一旦お休みとなる。
しかしナゼか今年は最終週にズレたそうで、なにしろ保育園の方がお客様として、歴史も古く、売上も大きい。ワタクシは保育園児のご都合に合わせるしかない。
19日、前週末の降雪で、中央道・飯田ICからはチェーン規制、しかし停止してのチェックはなく、除雪された高速をフツーに走り、駒ケ岳SAでは例年通り、この時期の雪景色になっていた。
安曇野ICを降りた後も、道の両脇には除雪の山が出来ていたが、例年より小さい。
しかし、トラックを先頭にして数台の車はノロノロ走る。
アルプスパノラマ道の対向車線では、発生ホヤホヤの事故。どうやら対向車線へはみ出て正面衝突した様子。
定宿へは普段より30分以上遅れて到着。
先週はほぼ剥きだしだった周りの建屋の基礎、土台は、除雪の山でほぼ隠れていたが、埋もれたと言った感じではない。
「そうなのよゥ、予報ほど積もらなかったのよゥ」と、宿の大女将も言っていた。ゲレンデ積雪量は先週より、たった20センチUP。
粒の小さい雪がチリチリ降っても、すぐ風に飛ばされ積もらないらしい。
雪はチリチリ降っている。チェック柄のウェアのボーダーグループは、中国人らしい。
栂の森でも雪はチリチリ降っているだけ。
馬ノ背コースは閉鎖。
上から下まで3往復して初日は終り。
昨年までは神戸から500km走って来た初日でも、4往復していたが、今年はダメ、ダルい、シンドい、ナサケナイ。
20日、夜も雪はチリチリ降り続けたようで、多少積もっていて、例年のこの時期の雪景色になっていた。
朝食後、部屋でダラ~ッとしていて、10時過ぎ鐘の鳴る丘に出ると、リフトが動いておらず、誰もいない。
前日、ゲレンデの至る所でスキー教室をやっていた、和歌山(?)の高校生達に、屋内で待機せよとの場内放送が流れていた。
「どないしましたン?」、近くにいた老夫婦に訊くと、かなりのベテランらしきオジイサンが、カミナリでゴンドラ、リフト、全て止まっているとのこと。
人ひとりいないゲレンデをしばらく眺めていたが、宿までは百mチョット、とにかく戻ることにした。若オカミの情報では、このカミナリで戸隠(?)で予定していたスキー大会も中止になったとか。
1時間程経って鐘の鳴る丘に出ると、リフトは1本だけ動いていた。
その上では、丸山ゲレンデのリフトだけが試運転している。
ゴンドラも中間駅まででストップ。
要するに、カミナリが止んでも強風で、上部のリフトは全てストップ。
その後、白樺ゲレンデのリフトが動き出したが、強風でしばしば止まり、結局その日は終了となった。
フト見ると、雪不足でズッと止まっていたチャンピオンゲレンデのリフトが動いていた。
「デモ」らしき人達が集団で、デモをし合っている。皆さん、未整地のボコボコ斜面を30ターン近くデモしている。スゴイ。
結局、荒天のこの日、リフトを15回乗ってオワリ。
21日、荒天は治まって、今年初めて圧雪、整地されたゲレンデを見た。
栂の森の整地された斜面を、気持ちよく3往復。
鐘の鳴る丘の、かなり前に“イス”が取り外されたリフト横も、キレイに圧雪されていたので、気持ちよく滑らせて頂く。
しかし馬ノ背の尾根は未圧雪で凸凹、全く気持ちよく滑れない。
未圧雪の凸凹斜面はもう一生、快適に滑ることは出来ないのかも知れない。
チリチリ降り続けた雪で、白樺ゲレンデを含め、ブッシュが出ている斜面はなくなった。
カフェテリアでボーっとしていたら、またSサンに遭遇、と言うか先週同様、発見して頂いた。
この数日、お住まいの松川村では除雪が大変だったそうだ。今回の帰りに、安曇野・穂高有明の様子も見ておいた方がイイですよ、とアドバイスを受けた。
天狗原、乗鞍は荒れている様子。今年の1月は、結局一度もシールを貼るコトなく終わってしまった。
22日、3日間チリチリ降って、車に積もった雪を降ろす。
20分程で出せる状態になった。
松川の畔の酒屋の駐車場は、除雪の山が出来ていたが、やはり例年より小さい。
我が所有地の前までは、安曇野市の市道だからと言う訳か、キッチリ除雪されていた。
足を踏み入れると、ズボッとフクラハギ辺りまで埋まってしまった。なかに入って歩き廻る訳にはいかない。
次回からは、常に長靴を積んでくるコトにする。