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静かなパラダイス

はっぴいえんど…

2006年04月20日 | Weblog

日本のロックなどを、そろそろ。
ひらがなで「はっぴいえんど」。
彼らは何をやろうとしていたのか?
日本語でロックをやろうとしたんですね。
成功したかどうかは、
僕の中ではよく分かりませんが、(ヘンなのもある)
このグループは今や伝説です。


セカンド・アルバム「風街ろまん」(1971年)
たまに聴くと良いメロディーに「はっ!」とする。
僕はこのバンドにとても“関東”の空気や匂いを感じる。
当時、関西にはブルース・バンドが多かった。

まずはメンバー紹介。

ボーカル・ギター●大瀧詠一
ギター●鈴木茂
ベース●細野晴臣
ドラム●松本隆

すごいでしょ!このメンツ。
その後の活躍といったら…まさに日本のロックやJ-POPの草分け。
後進バンドへの影響力は絶大なものがあり、今でも好きな人が多い。
フォークは日本語で、コピー中心のロックは英語で、とくっきり分かれていた時代。
曲は影響を受けた欧米のロックやポップス調で歌詞が日本語。
融合させたんですね、日本初?
言葉遊びっぽいものやお経までやっている。
大瀧さん、やっぱりすごいわ!


表紙はもちろん矢吹伸彦のイラスト。
矢吹さんといえば「ニューミュージック・マガジン」と
やっぱり「はっぴいえんど」ですよね。

ここで本を一冊。「風都市伝説」(音楽出版社)
「風都市」とは1971年に若者4人で作った音楽プロダクションの名称。
今は音楽業界から身を引いているそうだが、
飛躍的に日本のロックやポップスのレベルを引き上げた功績はとても大きい。
関わったいろんな人が「風都市」に寄せた証言集がこの本。
「はっぴいえんど」の事も詳しく書かれている。
「ムーンライダーズ」の鈴木慶一やユーミン、大貫妙子なんかの証言も…
これはとても興味深く読んだ。
当時の音楽業界の事や音楽ビジネスの難しさなどがよく分かる。
何といっても1970年代前半に漂っていた街の空気感が伝わってくる。
それほど昔ではないけれど、
タイムマシンがあればちょっと覗いてみたい時代ですね。

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