梅雨入りしているのか していないのか
よくわからない天候つづきですが
本日は雨降りで外に出たくない
そんな日の午後に観たい映画について…
韓国の映画監督ホン・サンス
国際的評価が高く コスパ最高=超低予算で
賞を獲りまくる稀有な存在
フランスの大女優イザベル・ユペールや
ジェーン・バーキンが出演したり
日本からは加瀬亮が主役で招かれている
「正しい日 間違えた日」(2015年)
ヌーヴェルヴァーグの影響は明らかで
最初はフランス映画みたい…という印象
近年はどんどん研ぎ澄まされ 削ぎ落とされて
独自の作家性が顕著になってきている
「逃げた女」(2020年)
多作で似たような内容だけどクセになる
映画館に行かなくてもパソコン=配信で十分
なので雨の日の午後にピッタリ!
「小説家の映画」(2022年)
難解ではなく わかりやすい映画ですが
観るものに解釈を委ねる “いたずら=罠” を仕掛けてくる
監督の経験が投影されているであろう
映画監督 大学教授 小説家などが主人公
不倫 三角関係 酒を飲んでグダグダ…そんな話ばかり(笑)
しかし…不快ではない→ここ重要!
こいつアカン奴や…共感はできないけど
男と女 そもそも人間ってそんなもんじゃないの?!
「WALK UP」(2022年)
余韻が残る好みの映画
「それから」(2017年・モノクロ)
小さな出版社の社長が主人公
例によって不倫 三角関係 人違い すったもんだで
酒を飲んでグダグダ という映画(笑)
ラストで去り行く若い女性社員に社長が
「これを持って行け」一冊の本を手渡す
夏目漱石「それから」
高等遊民ニートの主人公が意を決して自立する物語
社長なりのエール→最高のオチ!感動!
ホン・サンス
漱石が好き→わかります!