in my room

静かなパラダイス

ブリット…

2010年03月16日 | Weblog
スティーブ・マックィーン 主演
ピーター・イエーツ 監督
1968年作品



いいっすネ!
先日、民放BSでやっていたので録画して観ました。
長いCMとカットだらけには参りましたが…
恋人のジャクリーン・ビセットが
パジャマ姿で朝食を作るシーンがあったはずなんだが…カット!(最高なのに…)

刑事ものです。舞台はサンフランシスコ。
当時はフォード・ムスタングのカーチェイスが評判でしたが、
今観るとそれ程でもない。
事件的にもそれ程たいしたことはない。
現在ではスゴいのがいっぱいありますから…CGもない時代だし…

しかし、、、全体のトーンが、、、素晴らしすぎる!
最初のタイトル・バックからたまんねぇーーーっ!
ラロ・シフリンの音楽もたまんねぇーーーっ!
タクシー運転手のロバート・デュバルほか
配役もシブ目の大人ばかり…殺し屋もシブいオッサン2人。
醸し出すトーンがね…とても魅惑的!
もう出せないね、この雰囲気は…この時代の映画はいいなぁ。

マックィーンのファッション…最高なんです!
真似してますよ!(誰も知らないと思うけど)

ブルーと紺の中間くらいの色のタートルネックに
焦茶のヘリンボーンのツイード・ジャケット。
大きなスエードのエルボー・パッチ、
チェンジ・ポケットに浅いスリットのサイド・ベンツ。
細身のチャコール・グレーのスラックスに
靴は茶スエードのクレープソールのチャッカー・ブーツ。
マッキントッシュのような軽めの
ベージュのステンカラー・コート。
前を開けた焦茶の厚手の襟付きカーディガンも上質で良い。
ジャクリーン・ビセットの乗る
レモン・イエローのオープンのポルシェもオシャレです。

この手の映画はディテールが重要なので
カットは止めてほしいなぁ…
買って観直しますかね。