in my room

静かなパラダイス

くたばらない…

2006年03月27日 | Weblog


「ダイ・ハード」よりも面白いか否か…
1990年代以降のアクション映画を観る時にいつも基準にしているのが
ジョン・マクナティアン監督の「ダイ・ハード」(1989)。
ブルース・ウィルスの出世作だ!
今のところ、僕の中ではこれを超えるものはまだない。
もちろん異論はあると思うけれど…
しかし、僕の好きな1960~70年代の映画となると話は別…。
これはまたの機会にでも。

僕なりに面白いアクション映画の定義を考えてみた。
これがずばり「ダイ・ハード」なんだが、

1.主人公がわりとショボイ。(その対極が007やダーティー・ハリー)
 ふとした事から事件に巻き込まれるが開き直るとマッチョになり頭脳も冴え出す。
2.主人公を支えるパートナー(妻や相棒)や現場で地道に働く人達が頼りになる。
 いたって地味キャラにしないと主人公を喰う場合がある。
3.敵は必ず集団(個人ではダメ)で強ければ強いほど良い。
 知力・体力・武器・情報・資金力すべて揃っていて、さらに気品もある。
4.敵はヨーロッパ系に限る。ロシア系でも可。(なんとなく…好みか?)
 話す言葉も英語でない方がベター。
5.本来味方であるはずの仲間が誤解や組織上の理由などが原因で足を引っ張る。


ロサンゼルスの日本商社「ナカトミビル」が舞台。

日本商社のタワービルが舞台なので、
社長室に鎧(よろい)が置いてあったり、
コーポレイトマークが兜(かぶと)だったりと
ツッコミ所もあるけれど、
たまたま紛れ込んだ普通の警官がどうやって強大な敵を倒していくのか?
その過程でいろいろな工夫がなされていて、その辺りがとても面白い。
タバコの銘柄で敵が欧州人と判るところなんか憎い。
裸足の主人公を見て敵のボスがガラスを撃たせるところは圧巻!
見ているこちらも足裏が痛く感じた。



最後にオシャレな演出も忘れない。
この話はクリスマスの出来事なので
ディーン・マーチンのクリスマスソング
"Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow"
でThe End.。

いったい何回観たんだろうか?