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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/60 ガンダムエクシア(その1)

2007年12月02日 | 現在製作中
 1/144FGHG1/100に続いて1/60エクシアの登場です。正直、当ブログでまさか1/60スケールキットをやるとは思いませんでした(笑)。おそらく新作TVシリーズの放映&1/60キット化が無ければやっていなかったでしょう。
 久しぶりに(PG Zガンダム以来なので、何年ぶりでしょう…)1/60スケールキットを作るのですが、やっぱりデカいです。どのくらいデカいかといいますと…
 
 写真左:ヘルメット頭頂部のパーツを持つFGエクシア。写真右:同じく背中の装甲とFGエクシアの比較。FGがえらく小さく見えますねぇ。

 説明書を見た印象では、1/100キットよりも可動部を減らし(首の付け根はFGでも可動していましたが、1/60は固定になっています)、アクション性よりも強度や組み立てやすさを重視した設計になっているようです。また、肩のアンテナなど、左右のパーツを間違えそうな部分は左右共通のパーツになっていたり、組み間違いが生じにくいような工夫が各部に施されていたりします。1/100キットはMG並みのパーツ構成やディテールなど、かなりマニアックな作りになっていましたが、こちらはクリスマスやお正月に親子で組み立てるのに最適な仕様になっているようですねぇ。
 プロポーション的にはやや頭部が小さく、首が埋まっているような印象がありますが、恐ろしいほどの巨大感があります。首が短く胴体は大きく、腕が太いプロポーションはPGシリーズに近い雰囲気があります。フレーム部分の成型色が黒に近いグレーというのもPGみたいです。劇中やイメージイラストではヘルメットがやや大きく首が長いプロポーションですので、小改造でなんとかイメージに近付けることができないかなぁと思うのですが…。

 可動部は1/100に比べて減っているものの、パーツ分割はかなりスゴいです。頭部のパーツ分割はこんな感じです(ほぼ実物大?)。

 大スケールを生かしたパーツ分割により、合わせ目はほとんど気にならないようになりました。

 サイズは大きいですが、作業はいつも通りです。目の周りの黒い部分や額のカメラ(?)部分の周辺を黒系色のマーカーで塗り、目は付属のシールの目の部分だけをデザインナイフで切り取って貼り付けます。


 
 写真左:マスクの外周部はガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗りました。サイズが大きいので、各部の塗り分けはかなり楽にできます。逆に、塗る面が広いので塗りムラが目立ってしまうのが難点です(汗)。
 写真右:ヘルメットのヒサシの裏側は組み立て前に黒く塗っておくと良いです。あと、目~アゴの赤いパーツは頭部の構造材にもなっているのですが、下側をグレーに塗っておいた方が良いです。


 ほっぺたのダクトの黄色部分はパーツ分割で色分けされているのが非常にありがたいです。念のため、黄色パーツの裏側はグレーに塗っておきました。

 側頭部の透明半球は、グレー成型された内部パーツにシールを貼り込んでからクリアーパーツをかぶせるようになっています。シールはある程度曲面にもなじむホイルシールなのですが、シワが入らないように注意してパーツに密着させます。親指の腹でじんわり押さえてやり、シワが入ったらツマヨウジ(尖った先端ではなく先細の棒の部分で)でしごいてなじませると良いです。手の爪やツマヨウジの先端でシールに傷を付けないように注意が必要です。


 シールを貼ってクリアーパーツをかぶせた半球ブロックと後頭部の装甲を頭部に組み付けた状態です。半球ブロックはヘルメットの耳の部分のあるパーツに取り付けておくこともできます。

 ターゲット年齢層が低めの商品のためか、アンテナはかなり先が太くなっています。できるだけシャープに尖らせたかったのですが、あまり深追いすると取り返しの付かないことになる恐れ(要・パーツ請求)があったので、適当なところで止めました。

 FGの頃から気になっていたのですが、どのスケールのキットも耳の部分というかヘルメットの横幅があまり広がっていないような気がするんです。

 キットの箱に付いている証紙の正面顔を見ると、かなりヘルメットの横幅が広くて球体に近い輪郭であることが分かります。それに対してキットは…

 横幅が狭く、四角い印象があります。

 でもこのキットは細かく分割されたパーツ構成のおかげで、手軽にヘルメットの横幅を広げることができます。詳しくは次回にて…♪

いやぁ、やられ役MSって本っ当に良いですねぇ~(水野晴郎の声マネで) 

2007年12月01日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 地味な姿の同形機が複数登場し、主役ロボにバッタバッタと倒される。やられ役のロボというのは実に悲しい運命ですが、それだけに情に訴えるものがあります(?)。何より、彼らがいなければ主役の強さ・カッコ良さが引き立ちませんからねぇ。

 今回はMS界のやられ役であるザク(写真左)・リーオー(写真右)・ティエレン(写真中央)にご登場いただきました。他にもギラ・ドーガとかジンも好きなんですが、現在手元にあるのがこの3機種だけですので…。
 グリーン系のカラーリング・ガンダムには全く歯が立たない実体弾兵装・ガンダムの武装の前にはアッサリ破壊されてしまう装甲など、共通する部分が多いこの3機種ですが、それぞれに味わい深い姿をしています。こうして見比べてみると、ティエレンの逆三角形マッチョ体型が際立ちますねぇ。
 やられ役MSの始祖であるザク(1979年登場)。モノアイとガスマスクのような口元、左右非対称の肩アーマー、手持ち式のマシンガン、動力パイプ、どのディテールもインパクト抜群で今もなお現役であり続けるデザインはさすがです。
 ザクとは違うデザインラインを追求したリーオー(1995年登場)。ムダな部分が一切無い合理的なデザインで、なおかつ拡張性に優れたデザインだと思います。同系統のデザインのはずなのに、全くイメージの違うトールギスの存在も魅力的です。
 L字型装甲やモノアイといったザクの特徴とリーオー的な雰囲気を併せ持つティエレン(2007年登場)。胸両サイドの可動ギミックやスネに装備されたシールド、番組序盤から数種類のバリエーションが存在するなど、意欲的なデザインだと思います。
 3体とも実にプラモ向きなデザインだと思います。ヒーロー的なガンダムとは違い、歩兵や戦車を思わせるミリタリーテイストが魅力なんですねぇ。キットを作っていてもガンダムタイプと違ってなかなか飽きが来ないんですよ♪

 ところでティエレンはリーオーを強化した感じで、ユニオンフラッグはリーオーを細くした感じという印象があるのですが、実際に並べてみると…

 う~ん、確かにあまり違和感がありません。全く別の作品の機体なのに、これほど馴染んでしまうとは…(汗)。

 ティエレンがやられ役ばっかりなのはかわいそうなので、ティエレンよりも弱いアンフがいればなぁと思うのですが、今のところキット化の情報はありません。とりあえずリーオーをアンフの代役に、と思うのですが…。

 体格差がモノスゴいです(笑)。1対1ではリーオーに勝ち目は無さそうです(まあ、リーオーにはビームサーベルがありますが…)。筆者はリーオーを戦車に例えるとM4シャーマン中戦車だと思っているのですが、ティエレンはさしずめスターリン重戦車といったところでしょうか?
 …やっぱりアンフも欲しいですねぇ。FGで充分ですのでどうでしょう、バンダイさん!? 

 さて、次の製作ネタは1/60ガンダムエクシアです。早ければ明日から開始です。横で上半身だけのMGデスティニーが恨めしそうな顔をしていますが…(汗)。