ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

緊急特別企画・MGユニコーンガンダムver.Kaサンプル品レポート(その1)

2007年12月10日 | サンプルレポートシリーズ
 今日からMGユニコーンガンダムのサンプル品組み立てレポートを開始します。昨日の記事で「こ、これではランナー状態の写真を載せたところで何が何やらさっぱり分からないのでは…(汗)」と書きましたが、HG1/100のエクシアのサンプル品レポートで載せた「部位ごとの使用全パーツ展示写真」がこのキットではかなり難しいことにも気付きました。とにかくパーツ数が多い上に、パーツを並べたところで何が何やらさっぱり…なんです(汗)。

 まずは胸部の組み立てから。
 
 ウエスト部分の可動部はボールジョイントではなく、最近のMGキットではおなじみの3本の可動軸を組み合わせたモノになっています。

 
 パイロット&リニアシートは3パーツ構成です。パイロットのフィギュアはとても細かいモールドが入っていますが、スミ入れをしても写真ではほとんど分からないのが残念です。ノーマルスーツの塗りは適当です(汗)。


 コクピット周辺のパーツ分割はこんな感じです。イジェクションポッド周辺は集光性ABS樹脂で成型されています。写真の中央上は首元のパーツです。変形用のスライドレールが左右に付いているのが分かりますねぇ。

 
 集光性クリアーピンクのイジェクションポッドは、内壁も赤く発光していて非常時の雰囲気をかもし出しています。
 

 首とウエスト下段の各パーツです。
 
 写真左:首の可動は胸との接続部がボールジョイント、頭との接続部が軸可動という珍しい構成です。頭部は変形ギミックを内蔵するため、ボールジョイントが入るスペースが無いからだと思われます。
 写真右:ウエスト下段のブロックは変形時にスライドするようですが、現時点ではあまり動かさないようにした方が良いかなぁと思います。


 肩関節軸は前方にスイングするための軸がありますが、肩関節基部フレームには鍵穴状のロック機構があり、前方への動きが制限されています。今のところ詳細は不明です。


 胸部フレームを上から見たところ。肩関節基部ブロックは首元のフレームにあるスライドレールに沿ってスライドします。写真の左側がデストロイモード時のポジションです。

 
 写真左:胸ダクトの装甲シャッターは軸可動による開閉式。
 写真右:首の両サイドに格納されているセンサーは、各パーツのゲート跡をきっちり削り取っておかないと組み立てにくいですので注意しましょう。

  
 コクピットハッチは3パーツ構成です。開閉用ヒンジは2軸可動になっています。
 
 
 ウエスト上段正面の装甲を取り付け(写真左)、胸ダクトと肩のセンサーブロックを取り付けます。だんだん形になってきました。


 胸の前面装甲のパーツを取り付ける時は、胸ダクト装甲シャッターのグリーンの線で示した部分と干渉するので、やや作業しにくいです。塗装派の方は特に塗装ハゲに気を付けましょう。取り付け前にマスキングテープでシャッターを保護しておくと良いかもしれません。


 ウエスト部分の上下伸縮可動部には、背中側にロック機構が付いています。背中の中央にあるフタのようなパーツを開くとウエスト部分側に板状の突起があるのですが(水色の線で示した部分)、ウエストの伸張時または収縮時の各ポジションに応じたミゾがフタパーツに入っていて、このフタを閉める時にウエスト側の板状突起と噛み合うことによってポジションを固定できるようになっているんです(ああ、上手く説明できない…:汗)。
 ガンプラは材質が磨耗に弱いことから、スライドギミックは弱点になっていましたが、こういったロック機構によって弱点を見事に克服したんですねぇ。HGUCアッシマーの手首以降、何度かこういったロック機構が登場しています。


 エリの部分の装甲とコクピットハッチを取り付けて胸部の完成です。現時点では変形させようにもスライド部分を引き出す際の持ち手がほとんどありませんので変形は難しいです。腕や腰を取り付けてから変形機構をチェックしようと思います。

 このキットは構造がかなり複雑です。組み立ての各工程ごとに説明書を良く見てパーツの組み忘れや組み間違いが無いようにチェックしながら組み立てることをおすすめします(筆者は2回パーツを組み忘れました:汗)。