ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/60 ガンダムエクシア(その6)

2007年12月07日 | 現在製作中
 筆者が子どもの頃、「ジャンボマシンダー」という大型のロボット玩具がありました。1970年代のロボットアニメ「マジンガーZ」とか「ゲッターロボ」などのシリーズに登場するロボットを50センチぐらいの巨大サイズで立体化したモノで、材質はシャンプーの容器のような硬めのポリだったと思います。可動部は腕の付け根と首が回転するぐらいでしたが、ミサイル発射ギミックがあったような記憶があります(足の裏にタイヤが付いていて、転がし走行できたような気も…)。手頃なサイズで金属ダイキャストパーツを多用した「超合金」とは違い、ギミックは少なかったのですが、とにかく大きかったです。筆者は持っていませんでしたが、近所の友達が持っているのを見て、その大きさに圧倒されたもんです。
 ガンダム系の立体物でいうと、「ジャンボグレード」が「ジャンボマシンダー」に近いノリの商品だと思います。アレもかなり大きいですねぇ(汗)。
 1/60のガンプラは、そこまで大きくはありませんが、1/144や1/100キットと比べると迫力が違います。ただ、そのサイズや重量のために可動ギミックがアクション性よりも保持力や強度を優先したモノになっているので、HGや1/100と比べるとやや大味な感じはあります。なんとなくHG・1/100=超合金、1/60=ジャンボマシンダー→というポジションのような気がするんですよ。

 さて、1/60エクシアの腕です。
 注:写真の前腕外側装甲のグレー部分(GNバルカンがある部分)は、先に塗装してあります。

 全ての可動部にはポリキャップが内蔵されますので、やはり安心感があります。ポリキャップの径が大きいので保持力が期待できる上に、可動軸が太くて破損しにくいです。大型重量級キットならではの仕様ですねぇ。

 ヒジ関節が二重関節ではないので、1/100よりもHGに近い印象があります。ヒジの可動範囲は約90度。最近のキットとしてはちょっと可動範囲が狭いですね(汗)。
 前腕の手首付近のリング状装甲が前腕装甲とは別パーツになったのは実にありがたいです。これは1/100キットでも実現しなかった部分ですからねぇ。
 各部のはめ込みはそれほどキツくなく、組み上げた後でもわりと簡単に分解できます。関節がユルんでしまった場合のメンテナンスも楽にできそうです(もっとも、ユルむ心配は少なそうですが…)。最近はポリキャップレスのキットが多いので、関節部にポリキャップをはめ込むという工程が減ってきています。うっかりしているとポリキャップをはめ込むのを忘れてしまう可能性がありますが、そういう場合にも容易に分解できるのは助かりますねぇ(実は1個忘れてました:汗)。
 書き忘れそうになりましたが、前腕のグレー部分(ソードやシールドの取り付け用ラッチ)のパーツをはめ込むと、前腕全体の強度が増すようになっています。実に良く出来ています。


 肩アーマーの取り付けは、HGに近い方式です。個人的には1/100キットの方式の方が好みなのですが、組みやすさを重視した設計になっているのでしょう。ただし、接続部分にはポリキャップが入りますので、可動部がユルくなってアーマーが垂れ下がるという心配は無さそうです。
 1/100ではベルト状ケーブルの肩アーマーへの接続用パーツがありましたが、1/60では省略されています。やはり1/100キットは年齢がやや高めのヘビーユーザー向けの仕様で、1/60キットはターゲット年齢を低めに設定したファミリー向けキットだといえそうです。例のコマーシャルのように、家族でワイワイ言いながら組むのが正しい楽しみ方なのかもしれませんね。


 とにかくデカいです。なんかトリック写真のように見えますねぇ(笑)。
 1/60キットともなると、ランナーとパーツがつながっているゲートの部分がかなり太いです(3ミリ角近くある場合も…:汗)。デザインナイフでゲートを削り落とす際は、ケガの元になりますので余分な力を掛けないように注意しながら少しずつ削りましょう。