昼過ぎから、チラホラ雪が舞い始めました。今日20日は、大寒。月一回の「歎異抄を学ぶ会」は、今年初のお勉強会。教本は「蓮如上人御一代記聞書」。ほぼ半分まできました。
「概して人には、他人に負けたくないと思う心がある。世間では、この心によって懸命に学び、物事に熟達するのである。だが仏法では、無我が説かれるからには、われこそがという思いなく・・・・・正しい道理を心得て、我執を退けるのは、仏のお慈悲のはたらきである」 大相撲初場所の稀勢の里のことを思いながら、先生の話を聞いていました。
今場所も、後3日を残すのみ。一敗の大関稀勢の里の優勝、久々の日本人横綱を期待するのは私だけではないはず。毎日、固唾をのんでテレビ桟敷に齧り付いています。 ところが、稀勢の里、白鵬が一敗した翌日は、琴奨菊に敗れるし、その後の相撲が何だか危なっかしい。優勝、横綱を意識し過ぎてか、ガチガチになっているように見受けられます。
厳しい勝負の世界、こだわりを無くしたらその世界で生き残れないのも事実です。しかし拘りを乗り越えて、無心に戦って何とか成績を残して欲しいと言う、私自身の拘りがあります。
「負けて勝つ」 あまり耳にしなくなった言葉です。学んだその日ぐらい我執を退けるように心がけます。
本堂脇の、紅梅が見事でした。ここは梅上山光明寺、鎌倉時代から続く名刹です。
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