更なる ときめきを求めて!

「七色唐辛子+一味唐辛子の会」は、卒業しました。

自分の才覚で生き抜いたTさん

2019年02月05日 | 日記

 神谷町で片付けをしていたら、一昨年12月に亡くなっていた友の写真集が出てきました。亡くなる年の4月まで、銀座の美容室でヘアダイをし、身だしなみに気を使っておられました。享年80歳。校長を定年退職して、余生を好きなことをしたい との願いから、クラッシク音楽→陶磁器→ 写真が、ライフワ-クになりました。作品は2009年から、2016年迄。

 

 私の自宅には、彼女が一時期京焼に凝った証として、何点かプレゼントされた器もあります。

 

 彼女の生きざまから、"老いのあり方”について沢山の学びがありました。亡くなられる半年ぐらい前から連絡がつきにくくなり、病院を探したり、最後の手段で、無断で自宅に押しかけたりしました。確か9月頃?が、お顔を見た最後。誰とも連絡を取らない決意をされていたのでしょうが、私の顔を見て吃驚りしながらも(*_*;、 とても喜んでくださいました。

 校長時代の辛かった経験を初めてお話しになりました。気丈な彼女は、人に弱みを見せず、健気に生き抜かれてきたのでしょうが、この時初めて肩の力を抜かれたのでしょう。話された後の、穏やかな饒舌なお喋りが、強く印象に残っています。彼女は独身。お会いして3ケ月後に自宅でお亡くなりになったと、ご親戚の方から聞きました。

 孤独に耐えぬかれた彼女らしい最晩年であったと・・・。

 

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