更なる ときめきを求めて!

「七色唐辛子+一味唐辛子の会」は、卒業しました。

おかげ様の世界

2017年11月13日 | 日記

 日曜日は、神谷町で書棚の整理を始めました。4年前まで、ここで生活していたN氏の蔵書がそのままになっています。

 

 気になる本がありました。”癌告知のあとで”46歳で逝去された鈴木章子氏の随筆と詩の遺稿集でした。帰りの電車で頁を開きました。仏様を信じているひとりの女性の4年6ケ月に亘る感動の書です。

 

 随筆の内容への納得と、癌で5年間闘病しながら、ひとりこの本を読んでいたN氏の心中が今更のように思われ、涙なしには読めませんでした 187頁に付箋がありました。”夜” ゛悠久” ・・・の詩がありました。

 今月、11日から15日までは、築地本願寺で報恩講のお勤めがあります。今日、本願寺へ行って、N氏や亡き両親、舅姑を偲び、阿弥陀様に手を合わせてきました。

 私たちは零点の人生に立っている。誰も死の事実を避けて通ることはできない。今日のお説教は、身に沁みました。

 

生と死

私にとりまして 生と死 同意語と肯けます  (昭和63年9月23日) 

 

念仏は 私に ただ今の身を 納得して いただいていく力を 与えて下さる  (最後の作品昭和63年12月26日)                                               

 

鈴木章子氏は、同年の12月31日、感動と法悦のこの作品を遺されて身罷られた、とありました。

コメント