・・・夜中に、ラジオ深夜便「明日へのことば」と云う番組が放送されていて、その番組子を眠れない時に、何となく聞いていた。
先日の放送で、ずいぶん面白い内容の話が放送されていたので、ここで紹介させていただきます。
話の題は「日本食文化を世界遺産へ」と云う題で京都の料理人の人が話をしておられました。
その料理人は世界遺産登録申請検討会議のメンバーらしいのですが、食に対して大変な識見をお持ちでしたので、話に興味を持ちました。
主題の「無形世界遺産」とは「無形文化遺産保護条約」に基ずく、形がない社会的慣習、祭礼行事、伝統工芸技術などが対象で、日本では18件登録されているそうです。
その中には、能楽、歌舞伎、雅楽、京都祇園祭などがある要です。
また、世界の食分野での世界遺産への登録では、フランスの美食術、地中海料理、メキシコの伝統料理、韓国の宮中料理などがあるそうです。
彼の今回の話は検討委員会で日本独特の食文化が何かを、まとめるために議論している内容についてであった。
一言で言って、日頃考えなかった奥深い、食文化の考え方が述べられていたのが面白かった。
一例をあげると、日本の食文化が世界と違うのは日本料理はダシによるうまみが他国にない食のうまみの特徴なのだそうだ。
西洋の食文化の特徴は油でうまみを出すのだそうです。
そんなものかと初めて知りました。
そのほかに、日本の食文化の特徴はおもてなしの心であり、食器であったりと面白い話があって、日本食の定義のような話を初めて聞く内容で面白かった。