・・・新聞の記事にアラブ諸国で行った調査で、「理想の指導者像」のトップはエルドアン トルコ首相であると書いてあった。
「エルドアン トルコ首相」
今、日本では国家の指導者は不在の感が強い。
理想の国家の指導者とは目の前の問題を迅速に解決し、何を考えているかが国民に明確に分かり、考えが共有できることである、と私は思います。
新聞記事によると、エルドアン トルコ首相は情報収集に非常に積極的で、決定は迅速、対応は妥当と書いてある。
彼は常に国民生活で何が問題化を常に調べさせ、問題解決を何よりも最優先させているとも、書いてあった。
その結果が、彼が選挙で勝利してからの十年間で政情が安定し、2001年に危機に陥っていたトルコ経済は、2010年には8.9%の経済成長を達成した。
しかも、外交で、彼はもともとイスラム系のリーダーであったが、首相となった、今は完全に全方位外交 で、EU諸国以外のイラン、ロシアなどの国々とも関係強化を図っている。
トルコではイラク戦争などを理由として反米感情が強いが、エルドアン首相はオバマ米政権との関係も重視している。
このため、エルドアン首相はトルコはもちろん、アラブ諸国では圧倒的な人気を持っている。
さて、この事例を見ても、日本の首相は今のシステムでは最大与党の政党の議員の中の勢力争いから抜け出た人が選出され、決して、エルドアン首相のような情報収集に優れ、決定は迅速、対応は妥当であるような人が選ばれる事がない。
従って、日本がこの状況からの脱出は、今しばらく理想の指導者が出てくるまで、待たねばならないでしょうが、選挙の時は、エルドアン首相のような人が、政界の中で、どの人がその人なのかを見極めたい。