・・・派遣切りをすることについて、新聞やマスコミ、政治家が、派遣切りをしている企業を悪人呼ばわりしているのは、聞いていて腹立たしい部分があります。
と書くと反社会的発言に捉える人もいるとは思うが、派遣で製造業の現場が成り立っていたのは数年前から、当たり前のことで、後進国の勃興にとりあえず対抗する手段として社会全体でシステムとして、容認してきたことである。そのために労動関連の役所は法律とシステムを整備してきたのである。
これはアメリカのサブプライムローンのシステム破たんとある意味社会が容認してきたシステムとして、おなじ問題である。社会が認めたシステムや法律を個々の実施企業を袋叩きにして良くなる問題ではない。
派遣の人が働く職種は実は難しい問題を含んでい。すなわち、製造設備の機械化で一番難しい課題である、品物を認識してその情報に元ずいて品物を運んだり、加工・検査する作業は、人間にとっては簡単な作業でもロボットや機械に置き換えると莫大な費用がかかって投資金額や投資回収が問題になるのである。
企業の製造設備で莫大な投資金額や投資回収が認められるような、利益収入が得られれば派遣労働は必要なくなる。しかし、逆にそういう労働人口は大企業では必要なくなり、社会の中で別の部門で吸収する必要が出てきて、新しい社会問題になるであろう。